平遥古城【中華人民共和国】
明、清時代の町並みが残る南大街(明清街)に立つ市楼。高さは18.5m。清の1688年に建てられたもの。
骨董品の店などが並ぶ南大街(明清街)。平遥観光のメインストリート。奥に見えるのが市楼。
19世紀に山西商人が大活躍し、金融業で栄えていた時代には、これらの通りは東洋のウォール街とも呼ばれていたという。
城内の東側にある、都市の守護神である城隍を祀る城隍廟。
財神廟、竈君廟を左右に配置し、かつての様式を残している。
城隍は、冥界の裁判官でもあり、この廟と対をなすように、町の東側には現生の裁判がおこなわれる県衙がある。
財神廟にある清代に造られた戯楼(舞台)。この時代の建築の傑作とされているそうだ。
城隍廟近くにある文廟。対をなす城の西側には武廟が立つ。
県街に続く衙門街と聴雨楼。
明代の1370年に建てられた県の役所、裁判所である県衙。中国国内では数少ない現存するもののひとつ。
奥の建物は大堂で、知県(県知事)が公務を行ったところ。
県衙の建物群。牢獄なども残されている。
県衙の二堂。
城壁に6つあるうちの門のひとつ、鳳儀門。西側に開く2つの門のうち、北側のもの。
平遥のシンボルでもある城壁。
明代の1370年に拡張されたものが、現在まで残されている。
周囲は6.163km、高さ10.67m、写真のような見張り用の敵楼が72ヵ所ある。
鳳儀門上から見た城壁。
城壁の外側には堀がめぐらされている。
双林寺
城壁のようになっている寺の周囲。
【旅行記】
2004年12月13日
バスターミナルまで移動し、平遥行きのバスへ。タクシーの運転手に片言の中国語で平遥に行きたい旨を伝えたら、切符を買ってくれ、乗り場まで連れて行ってくれた。
片道は20元(300円ほど)。1時間30分ほどの行程。
平遥駅に到着し、古城までは歩ける距離ではあるが、大変寒いので輪タクを利用。
輪タクならば、古城の車の入れないエリアまで行ってくれる。
幌はあったが、かなり寒い。「市楼へ」とお願いしたところ、城門を超えて城内へ、さらに市楼付近まで近付いたが、南大街などの中心路は車両通行禁止なので、少し手前に停められた。
城内は徒歩で観光。それほど大きくないので、歩きまわって楽しいところではあるが、何せ寒いのが難点。
家々から石炭か何かを燃やすにおいが漂っていた。
郊外の寺には、城門前でタクシーがつかまらず、輪タクに交渉。幌のないタイプだったが、我慢できるかと思い乗ることに。
6kmの道のりを自転車ではやっぱり遠かった、時間がかかるということは、寒さもひどいということで、2つのお寺を回ってもらう予定だったが、双林寺だけであきらめ、駅で降ろしてもらい、タクシーに乗り換えた。
再度平遥駅に戻り、駅前でバスに乗り換え、太原に戻る。
太原からは夜の国内線で北京へと戻り、元のツアーに組み込まれたホテルへと戻った。