瀋陽故宮【中華人民共和国】
登録名:Imperial Palaces of the Ming and Qing Dynasties in Beijing and Shenyang
【概要】
中国東北部、瀋陽にある故宮は、ヌルハチ、ホンタイジ時代の宮殿であり、ホンタイジが大清国の建国を宣言した場所でもある。1636年に完成し、初めは盛京宮闕と呼ばれた。清朝第3代皇帝の順治帝が北京に遷都してからは、奉天行宮と呼ばれ、先祖の陵墓への参詣など東北地方の行幸の際に使われていた。
中国東北部、瀋陽にある故宮は、ヌルハチ、ホンタイジ時代の宮殿であり、ホンタイジが大清国の建国を宣言した場所でもある。1636年に完成し、初めは盛京宮闕と呼ばれた。清朝第3代皇帝の順治帝が北京に遷都してからは、奉天行宮と呼ばれ、先祖の陵墓への参詣など東北地方の行幸の際に使われていた。
中央の中路と呼ばれるエリアには、ホンタイジ時代に建てられたもので、正殿である崇政殿や後宮の建物が続く。中軸上の建物の左右に、東宮、西宮と呼ばれる建物があり、乾隆帝の時代などに建てられた寝宮、皇太后のための建物などが並ぶ。
西路には、北京遷都後に建てられた四書をおさめる建物が並ぶ。
南の正門である大清門
崇政殿の玉座。「正大光明」の額がかけられている
左が中路の中軸城にある清寧宮。左右に妃嬪の暮らした建物で、右は関睢宮