雲崗石窟【中華人民共和国】
登録名:Yungang Grottoes
登録年:2001年
大同を都とした北方遊牧民族の鮮卑族が立てた王朝、北魏の文成帝が、僧曇曜(どんよう)の提言によって、460年に曇曜五窟(第16~20窟)が開かれたことに始まる。これほど大規模な石窟群が国家事業として造営されたのは、中国史上初めてだとされる。
曇曜五窟の造営の後、第二期(第1、2、5~13窟)、その後の洛陽遷都後に造られた第三期(第21~45窟)の3つのグル―プからなる。その後は、遷都した洛陽郊外の龍門に造営の主流が移る。
雲崗石窟の外観。清代に建てられた第5、6窟の楼閣が見える。右手が第1~4窟、左手に第7窟~が続いている。