アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

エーゲ海の港町

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2009年7月5日 トルコ・ボドルム
 
突然海外の話になる。
ネタがないのと、たま~に写真の整理をランダムに始めるから、というとても個人的な理由。
 
2009年の東エーゲ海を巡る旅の真っ先に、ボドルムに入った。
この町はリゾートとしても知られているので、日本のフィガロで特集されていたのを覚えている。
私の興味は、古代世界七不思議のひとつ、ハリカルナッソスのマウソレウム霊廟の遺跡と、ロードス騎士団の出城だったボドルム城。
 
トルコ航空イスタンブールに入り、そのまま国内線でボドルムへと飛んだ。
空港からは美しい海岸線をバスが走り、一生足を踏み入れることができなそうなリゾートホテルがぽつりぽつりと建っていた。
 
そしてたどり着いたボドルムの街は、歴史遺跡を必死になって歩きまわるのには程遠い、穏やかな港町。観光客を相手にする船がぎっしりと並び、陰鬱なヨーロッパ各地から、燦々と降り注ぐ太陽を求めて、ラフな格好で歩きまわるバカンス客。
いわゆる南欧バカンスって、こういうことだったのかと、心底納得し、心を切り替えようとした。
そのイメージで撮影した、港でのファーストショット。
 
この後、やっぱりバカンスになりきれない、勤勉な日本人夫婦は、みんながサンダルで歩いている中、スニーカーにリュックをしょって、遺跡を歩きまわることになる・・・。