アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

サイトウキネンオーケストラ公演

2012年8月25日(土)
 
サイトウキネンフェスティバル松本の20周年にあたる今年は、総監督の小澤征爾さんが指揮活動を休止中ということがあり、チケットは比較的取りやすいという状況になりました。
そこで、ちょうど土日の公演を取ることができたため、1泊で行くことにしました。
 
1日目の土曜は、中央道の渋滞につかまってしまったため、13時過ぎにようやく松本入り。
いつもの洋食屋おきな堂で、ソースかつ丼をいただき、まずはホテルにチェックイン。
今回の宿は、1週間前にふと空き部屋が見つかった、ブエナビスタ
松本を代表するシティホテルで、メンバーも泊まるホテルなので、サイトウキネンムードたっぷり。
 
すぐさま会場のキッセイ文化ホール(長野県松本県民会館)へ。
 
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いつもより早めの開演時間なので、青空と緑がまぶしい。
ここへ来ると、とても気持ちが盛り上がってきます。
 
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キッセイ文化ホールと名前が変わって初めての今年、入り口の意匠も変わったようです。
 
さて、プログラムは以下の通り。
 
 
このごろ人気の高い若手指揮者ハーディングの指揮と、岳都松本で聞くアルプス交響曲の2つが、今回の期待です。
 
堰はB席ながら、2階席のど真ん中。久しぶりの好位置です。
舞台には、びっしりと椅子が並び、編成の大きさがうかがい知れます。
時間になり、メンバーが入ると、恒例の拍手が始まりました。メンバーの後ろについて、小澤征爾さんと同じように、ハーディングも登場。
 
1曲目のシューベルトは、まったく聞いたことのない曲でしたが、とても軽やかで、美しい曲が、さあらりと過ぎて言ったというような印象で、コンサートのジャブとしては、とても良い曲dした。
 
そして、アルプス交響曲
総勢120名を超えるオーケストラが位置につきます。
夜から始まり、夜明け、山頂へ、そして下山し夜へ。
ひとつのメロディが1時間近い中でうねりながら巨大な音楽となって響き綿入ります。
遠くから見ていると、あの細い体で、細い指揮棒から、これだけ巨大な音楽が出せるのか。
そう思えるくらい、サイトウキネンオーケストラが鳴りまくり、語りまくり、力を出し切っていました。
大感動が私を包みました。
 
雷の音を出すと思われる、鉄板のような楽器もありましたが、巨大な音の中でそれが目立たないくらい、そんな大きな音楽でした。
かといってがなりたてているわけではなく、緻密な音楽がしっかりと奏でられていました。
 
大満足の中で、カーテンコールが終わり、幸せな気持ちになって夜の町へ。
毎年訪れる居酒屋で、1年ぶりに旧知の方と会い、楽しい話に花を咲かせました。
 
翌日はオペラです。