アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

久しぶりの袋田の滝

2010年7月17日(土)
 
久しぶりに茨城県袋田の滝に行ってきました。
かつて水戸に住んでいたので、何度か行っていたのですが、
今回はおそらく10年以上ぶりです。
目的は、数年前にできた新しい展望台を見ることと、
今が盛りと思われるミヤマスカシユリを見ることです。
 
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滝の入り口はトンネルです。
滝は生瀬富士の岩壁にぶつかって直角に曲がるため、
滝を見るためにはその目の前の岩壁に掘られた観瀑台に行かなくてはなりません。
そのためのトンネルです。
入った途端にひんやりとした風が吹いてきて、今の季節は気持ちいい~。
滝の轟音が聞こえてきますが、エレベーターで新しい展望台の方へと先に向かいます。
 
 
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40mほどエレベーターで上に上がると、こんな景色が広がります。
四度の滝の別名の通り、四段に流れる滝の全景が見られます。
これまでの展望台は、下の段しか見えませんでしたから、まさに絶景です。
ただし、瀧からは少し遠くなってしまうため、
握力という点ではこれまでの観瀑台にはかないません。
この日は梅雨明け当日の猛暑で、ここにはそれほど長居はできませんでした。
それでも、滝の両岸の岩壁に咲くミヤマスカシユリの赤い点々を
遠望することができました。
 
 
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こちらが古くからの展望台です。
やっぱり迫力が違います。
水しぶきがすごいのが難点ですが、それもまた醍醐味でしょう。
ここからは、ミヤマスカシユリの姿も、どうにか観察できます。
 
 
イメージ 4
こちらが、埼玉県の武甲山とこの山域にしか生育していない、
崖から懸垂するように生えているのが特徴です。
あこがれの花にようやく出会うことができました。
 
帰路は大子から矢祭を通って、国道289を通り、いわきの実家へと帰りました。
このルートは道の駅も多く、産直天国です。
今はきゅうりがずいぶん安いんですね。
久しぶりに花以外のもので季節感を存分に味わって帰ってきました。