アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

忙しすぎるサイトウキネン

気が狂いそうな忙しさが続いています。
昨日まで、深夜、土日もなく、久々に2.5kgも痩せました・・・。
でも、峠は越したようです。
ホッ
 
その合間を縫って、サイトウキネンフェスティバル松本のオーケストラBのコンサートに出かけてきました。
小澤征爾さんの本格復帰が5日ということで、その翌日の同プログラムのコンサートです。
会社に早出をして、なんとか1530までに仕事を終え(投げ捨てたとも言う)、
タクシーで新宿へ向かい、飛び乗ったスーパーあずさも松本着は1834。さらにタクシーを乗り継いで、会場には5分前に何とか到着しました。
 
イメージ 1
 
2010年9月6日(月) 1900開演
 
チャイコフスキー:「弦楽セレナード」ハ長調 作品48」より第1楽章
 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
 指揮:小澤征爾
 
武満徹:ノヴェンバー・ステップス
 尺八:三橋貴風
 琵琶:田中之雄
 演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
 
初めの一曲が、小澤さんの腰を考慮した復活の曲です。
曲の前に、小澤さんからお詫びのスピーチがありました。それにも大拍手が送られていました。
昨年の奥志賀高原で、若い人たちを指導しながら演奏していた曲で、サイトウキネンのテーマソングのひとつでもあります。
初めて、サイトウキネンの大編成の演奏で、小澤さんの指揮で聞いたのですが、復帰ということも大変なファクターですが、言葉に尽くしがたい音楽の美しさに、ゾクゾクしてしまいました。
 
ノヴェンバーステップスは、一度生で聞いてみたい思っていた曲でした。
小澤さんが世界初演して、武満徹の名を不動のものにした名曲です。
CDで聞くのとは、音量や音のバランスが全く違っていて、驚きました。
琵琶や尺八というのは、それほど大きな音ではないんですね。
会場全体が耳をそばだてながら、すごい緊張感の中で音の融合を聞いているというような印象でした。
小さい会場で聞くと、また面白いのかもしれないですね。
 
最後の幻想交響曲は、何度もブログに書きましたが、小澤さんの演奏をなかなか聞くことのできない因縁の曲です。下野さんの演奏も素晴らしかったですし、なんといってもサイトウキネンがすごい。
これまた久々にゾクゾクしました。
 
というわけで、小澤さんの演奏は短かったですが、本当に満足したコンサートでした。
9日のオーケストラCのチケット持っていたのですが、忙しくて結局後輩に譲ってしまい、これが今年最後のサイトウキネンとなりました。
 
ちなみに、同じ2つのプログラムを、12月にカーネギーホールで再演するようです。
それが小澤さんの完全復活になるようで、
そんな話を聞いたもので、さっそくカーネギーホールのチケットをとってみました。
(英語を翻訳しながらなので、本当にとれたのか確信が持てません・・・)
どうしても行きたいので、うまく仕事を調整しなくては。
初めてのアメリカで、さらに冬のニューヨークというのも、楽しみです。