淡墨桜と美濃・尾張一宮
2011年4月17日(日)
三大桜のうち、他の2つの神代桜、瀧桜を見ていたので、どうにも気になっていた桜です。
バスツアーでも利用しようと思っていたのですが、この自粛ムードだからかわかりませんが、良いものが見つかりませんでした。なので、自分で行くことにしました。
桜へアクセスする樽見鉄道がかなり混雑するということなので、なるべく早く桜に付けるよう、夜行バスにしました。東京駅からのドリームなごや3号(岐阜駅行き)に乗車です。
3列シートでしたが、それほど広い感じではなく、寝心地が良いということはないですね。久々でしたが、ぐっすりというわけにはいきませんでした。
8時過ぎに樽見駅に到着。
1kmほど歩いて、対岸の淡墨桜へ。
満開でした。
少しピークは過ぎているかもしれませんが、特徴的な淡墨色が出始めた感じで、なるほどと言う感じです。
遠目で見るとそれほど大きな木ではないと思ったのですが、近づくと圧倒的な大きさです。
その樹齢だけあって、保護をするための支柱がたくさん付けられていました。
ゆっくりと桜を一回りして堪能。そして、今度は断層を見に隣駅の水鳥へ向かいます。
峠道は桜と山野草がいっぱいの、かなり楽しい道。
本当ならゆっくりしたいところですが、帰りの汽車に合わせなくてはならず、あせりながらのウォーキングです。
途中の畑の脇でシデコブシが満開でしたが、自生かな?
エリア的にはありそうですが・・・。
水鳥駅のそばにある、国の特別天然記念物根尾谷断層です。
ここまで大規模なものとは想像しておらず、感動しました。
この土手のようになっている部分が、露出した断層面で、6mもずれているようです。
近くの断層観察館に行ってみました。
断層の部分を削り、実際に観察できるようにした断面を見ることができます。
上の看板と下の写真が対応しています。
右下にある礫層が、左では上に来ています。この差が6mということです。
これがずれるというときには、どれくらいの時間でずれるのでしょうか。
想像がつきません。
根尾谷は春真っ盛りです。
途中で樽見駅行きの車両とすれ違います。
東京のラッシュアワー並みの大混雑です。
朝早く来て大正解でした。