アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

礼文島・利尻島花めぐり

20011年7月7日(木)~8日(金)
 
今年のメインイベントの花旅は、北海道の花の島礼文島と、最北の名山利尻山ということで、半年近く計画を練ってきました。そしてとうとう、行ってきました!
 
木曜、仕事を終えて羽田空港へ。
千歳空港から札幌へと移動し、まずは腹ごしらえで、名物ジンギスカン
すすきのの「しろくま」というお店で、国産やアイスランド産のおいしい羊をいただきました。
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大通りのバスターミナルから、2300発の夜行バスで稚内へ。
一応3列シートで、空いていたのでゆったりと乗ることができました。
3時過ぎにはもう明るくなっていたようで、ふとカーテンを開けて外を見ると、サロベツ原野の辺りを走っているようでした。
530に稚内フェリーターミナルに到着。
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礼文島行きのフェリーは630.
各社のツアーのバスが次々に到着し、中高年の御夫婦、女性グループが大挙して押し寄せてきます。
2等船室もなかなかいっぱい。オンシーズンですね。
フェリーはノシャップ岬をかすめて利尻富士を遠くに眺めながら、礼文島へ。
 
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こちらが礼文島のフェリーターミナル。
礼文島は「おかえりなさい」と書いてあるんですね。
 
今晩御厄介になる民宿知床のお父さんに荷物を預けて、さっそくおすすめ1日コースに出発。
まずは中学校の裏のスキー場へ。
その斜面を登っていきます。コウリンタンポポがいっぱい咲いていました。
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スキー場の斜面からは香深港と利尻富士を眺められます。
花々をひとつずつチェックしながらスキー場斜面から樹林に入り、さらに笹原に入ります。
 
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穏やかな笹の斜面は、かつて氷河によって造られたなだらかな地形なのだそうです。
笹を刈った通路の脇にはヨツバシオガマなどが咲いていました。
 
ルートは礼文林道にぶつかります。
そこから礼文滝へと行く予定でしたが、なかなか大変そうなのと時間がかかってしまっていたので、途中まで行って引き返し、レブヌスユキソウの群生地へ。
新鮮な美しいレブヌスユキソウが咲き始めていました。
 
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礼文林道から小さな丘への道が続いています。「月の丘」だそうです。
こちらは花いっぱい。いろいろ咲いていました。
 
礼文林道から、今度は桃岩展望台へと歩きます。
途中サイハイランのきれいな花や、チシママンテマなどを見ながら、ゆるい坂道を登っていきます。
 
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右側の大きな岩が桃岩です。
この斜面も花いっぱいでした。
 
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桃岩から満タンの集落知床へと遊歩道を歩きます。西側が断崖となっていて、風が気持ちの良いルートです。
レブンキンバイソウ、イブキトラノオ、レブンハナシノブなど、こちらは特に花いっぱい。
 
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イブキトラノオ越しに見る利尻富士です。
この景色がまさに礼文です。
 
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ひたすら下って、知床に到着。
アイヌ語で「地の涯」を意味する知床の名がぴったりの海に面した集落です。
 
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民宿知床の夕食。これ以外にホッケのお椀やポテトまんじゅうなどが付きました。
とても素朴で、おいしい料理で、普段食べないものまで食べてしまいました。
ちなみに、右の刺身はホッケです。めったに食べられないものでらしいす。
 
夜には雨が降ってきましたが、しっかり歩いたので、天音も気にならずぐっすり眠ってしまいました。
翌日は利尻に渡ります。