アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

カワラノギク【キク科】

カワラノギク(河原野菊)

科名:キク科シオン属
学名:Aster Kantoensis
草丈:20~100cm
 
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2011年10月23日 東京都羽村市
 
関東地方の大きな河川で、中流域の大雨などで水につかるような不安定な玉石の河原に生える。現在では、多摩川相模川、鬼怒川などの流域で生育している。環境の激減から絶滅が危ぶまれている種のひとつで、保護活動も盛んになってきている。
 
 
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2011年10月23日 東京都羽村市
 
花の大きさは4~5㎝で、薄い紫から白に近いものまである。背を高く咲かせるだけでなく、河原にはいつくばるようにして咲いているものもある。そんな姿はハマベノギクにも似ている。
 
 
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2011年10月23日 東京都羽村市
 
保護活動が各地で行われ、お祭りなども開かれているという。自生のものが見たくて、その近くの河原を散策して、ひとまとまりの自生地を見つけた。立ちあがっている株は、ブーケのようになっていて、たくさんの花をつけていた。
 
 
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2011年10月23日 東京都羽村市
 
川の本当に近いところではなく、よほどの大水の時に水がかぶるようなところに生えていた。一帯に群生をなしているが、石の河原から他の草が生えている縁まで生えているが、背の高い草の生えているところにはないようだ。
 
 
 
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