アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

奥能登の旅

2012年3月24日(土)
 
能登の猿山岬というところに、とても数の多い雪割草の自生地があるとの情報をゲット。
それを見たくて初めての能登旅行を敢行。
雪割草祭りがおこなわれる期間に合わせて
ひと月ほど前に羽田能登便の安いチケットをとり、楽しみに待っておりました。
ただ、今年はどうも春の足音が遅い。
さて、花は咲いているかな?
 
羽田空港から能登空港へまずは飛行。
東京は雨だったけど、能登は曇り。
空港直結のトヨタレンタカーを借りて、イチロ輪島市門前へ。
 
猿山岬はかつての門前町にある能登半島の最西端の岬。
門前町総持寺のあるまさに門前町
現在は輪島市と合併しています。
 
総持寺の門前でまずはお昼ごはんに蕎麦。
「手仕事屋」と言うお店。
 
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おそばも豆腐も美味しく頂きました。
おそばを食べているとお囃子が。
雪割草祭りの一環で獅子舞がやってきました。
 
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なかなか勇壮な獅子舞でした。
 
せっかくなので、総持寺を見学。
5年前の地震で被害があったようで、いろいろと修理中でした。
 
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それでも北陸の禅寺の静謐な雰囲気がありました。
 
門前市街から皆月海岸を経て、猿山岬への駐車場へ。
今年はもう一方の深見からのルートで土砂崩れがあったようで、こちらからのみです。
意外と広い駐車場にはすでに何台もの車が停まっていました。
 
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バスまであったのには驚きです。
 
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まつり期間中は保護のための協力金を払います。
そして地図をもらいます。
 
そのまま猿山への登り道を分け、舗装路を進むと、舗装路の突き当りで娑婆捨峠に出ます。
 
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面白い地名です。由来は鹿の娑婆捨なんですね。
 
ここからは山道です。
緩やかに登り降りをしながら灯台へと続きます。
 
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灯台の手前では橋を渡ります。ここからの日本海はきれいです。
 
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年に一度の公開が行われていた猿山灯台です。
小さな灯台ですが、海上保安庁の職員がたくさんきていました。
そして灯台カードや絵葉書をいただきました。
 
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何と言っても、レンズのあるところまで入れていただいたのは貴重な体験でした、
初めてです。
ここはそれほど大きなレンズではありませんでした、
日本海がいっぱいに広がります。
 
灯台から先が雪割草自生地。
看板にはスハマソウとありますが、ミスミソウのように見える葉っぱもあります。
 
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写真ではわかりにくいですが、かなり最悪のコンディションで、道がどろどろ。かなり滑りやすく大変でした。
左右いっぱいに蕾があり、驚くほどの数でしたが、残念ながら寒さと曇りのせいで開いておらず・・・。
満開を想像すると震えるほどです。
 
咲いている花を探しながら道を登り続け、稜線をさらに進むと猿山山頂です。
東京タワーとほぼ同じ高さの山です。
 
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このようにしっかりと看板があり、知天命をアルファベットで表示するなど、とてもわかりやすいコースです。
 
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見えるでしょうか。たくさんのつぼみが敷き詰められています。いつもの年なら満開なんでしょう。残念。
 
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開きかけのピンクの花です。
 
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少しだけ開いていた白い花です。葉は丸みを帯びています。
 
ぐるっと一周コースを歩き終え、ドロドロの靴で駐車場に戻りました。
ここからはなるべく海伝いに輪島へ向かいます。
 
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間垣と呼ばれる垣根を持つ家が海沿いに並んでいます。風除けだそうです。風情にあるたたずまいでした。
 
日本海の荒波を眺めながら、輪島の町へと到着。
由緒ある重蔵神社の裏手「深三」という民宿に入りました。
 
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こちらが重蔵神社。
予期せぬことで、こちらの神主さんと夕食をご一緒させていただき、
楽しい能登の1日目は暮れて行きました。
 
翌日は先端まで一周します。