2012-07-11 キバナコウリンカ【キク科】 【リスト】植物 #その他自然科学 キバナコウリンカ(黄花紅輪花) 科名:キク科オカオグルマ属 学名:Tephroseris furusei 草丈:305~60cmm 2012年6月30日 埼玉県小鹿野町 石灰岩地の岩場などに咲く、絶滅危惧ⅠBに分類される希少種。埼玉県から群馬県にかけての石灰岩地にごくまれに生育している。石灰岩の採掘により、生育地自体がかなり激減している。 2012年6月30日 埼玉県小鹿野町 花を見ると、コウリンカのようにやや下下がりについているものが多い。ただし、すべてそうと言うわけではなく、しっかりと水平に花を咲かせたものもあった。 2012年6月30日 埼玉県小鹿野町 石灰岩の険しい岩稜の一部の草地に、群生しているところがあった。このエリアでしか見ることのできない、貴重な花とは思えない、豪華な眺めだ。 2012年6月30日 埼玉県小鹿野町 この花のイメージには、こういう写真がぴったりかもしれない。石灰岩の稜線の切り立った崖の上に花を咲かせる個体もある。全体としては、岩稜のやや下にある草地に多く生えているようだった。 梅雨時に咲き、なかなか行きづらい山域ということもあって、計画しては断念することが多かったが、いざ行ってみると、天気にも恵まれ、絶好の観察日和だった。ただ、岩の恐怖感はかなりのものがある。そのため、気軽に行ける山域とは言えないようだ。