アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

シリアの現状が少しだけわかってきた

昨日、シリアの歴史遺産が危ないという記事を書いた。
ナショナルジオグラフィックによる歴史遺産に注目したシリア内戦のレポートが元になっていた。
 
今朝からシリア北部のアレッポで、日本人ジャーナリストが銃撃されて殺害されたという事件が流れた。
歴史遺産どころの話ではない、シリア内戦の現状が、あくまでジャーナリスト死亡という目線が濃いけれども、断片的ではありながらわかってきた。
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アレッポ城から見下ろした市街地(2010年6月)
 
これまでも毎日のように新聞の小さな記事でシリアの状況を確認してきてはいたが、
結局どれほどのことが起きているのかの現実感のない「文字」だけの情報だったので、なかなか感じられなかった。
映像がしっかりと流れることで、シリア内戦が一気に目の前に迫ってきた。
 
これらの報道によると、比べていけないのかもしれないが、この内戦で野市民の犠牲者は、未曾有の自然災害である東日本大震災の犠牲者を、すでに超しているという。
 
国連が匙を投げた話もあった。
一体この後どうなるのだろう。
日本人ジャーナリストの犠牲のもと、ようやく情報が増えてきた。
きちんと注目していきたい。