アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

下関ふらふら

このところフェイスブックで満足してしまって、ブログへの書き込みがすっかりご無沙汰。

さて、先週山口県へ。
初めて下関に行ってきたのでその写真を数枚。

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唐戸市場

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功山寺仏殿(国宝)

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住吉神社本殿(国宝)

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中山神社境内の愛新覚羅社

空港からのバスが関門海峡沿いを走る。
こんなに九州との距離が近いとは思いもよらなかった。
そして唐戸市場へ。
早朝なら活況を呈しているのだろうが、昼は観光客がお寿司やフグ目当てに集まっている。
ここまでは港町観光地の風景。
ここからが違った。さすが下関。

交通の要衝であり歴史の舞台であるこの地域では、聞く話が時代を行ったり来たりして私に様な素人にはさっぱり訳が分からなくなる。
関門海峡の最も狭いところに立つ赤間神宮は、壇ノ浦の合戦の際に入水した安徳幼帝を祀っている。
そういえば、壇ノ浦はここなんだ。平家物語の舞台といわれても、ぴんと来ない。
国宝功山寺仏殿では、ボランティアの方の解説で、建物が元寇撃退を祈るために建てられたものだと教えてもらった。と思えば、書院の方は高杉晋作がクーデターを起こした場所だという。
話は1000年を行ったり来たり。

住吉神社は海に面したエリアではなくひと山越えたところにあった。
長門国の一宮。
紅葉が美しく色づいていたが、人影はほとんどなし。
重厚な本殿は国宝とのこと。

さらに足を延ばして、綾羅木の海岸近くにある中山神社
こちらは明治天皇の叔父である中山忠光の墳墓があり祭神となっている。
今回の目的は境内にある愛新覚羅社。
溥儀の弟で嵯峨浩と結婚した愛新覚羅溥傑と浩、そして天城山心中で知られる長女慧生さんが祭神として祀られている。
中山忠光と嵯峨家がゆかりがあるからだそうで、中国大陸のある西を向いて建てられている。
宝物館には、溥傑の書や落款などのゆかりの品が展示されていた。

今回の反省。
下関は数時間でめぐってはいけない場所だった。
もう少し勉強して出直します。