アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

福野夜高祭

215年5月2日 夜

富山の伯父さんの家で教えてもらった、南砺市福野の夜高祭。
まさに今夜が「「引合い」と呼ばれる行燈を壊しあうけんか祭りがあるというので、
お酒の誘惑を断ち切って、9時過ぎから行ってきました。

町を引き回された夜高行燈は、福野の町中野細い通りに集結して、並んでいました。
あたりには日本酒の香りが漂い、
「よいやさ」の掛け声とリズミカルな太鼓の音が、これから行われる祭りの区ワイマックスに向けて
そこにいる人みんなの気持ちを高めていきます。

どこにいたらいいのかもわからないまま、
何となく立ってみたところで地元の人にここがいい場所だから、動かないほうがいいというアドバイスと、
各地域の提灯が何度か出入りしたら始まるとの情報をいただき1時間ほどたちっぱなしで待機。
23時30分ごろから引合いが始まりました。

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並ぶ夜高行燈と、その前を各地域の提灯が行き交います。
祭りのボルテージを見極めて、いつ始めるのかを決めているのでしょうか。

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居並ぶ人たちの前で、太鼓だけは威勢よくなり続けていました。
女性の太鼓打ちも多かくて、また絶品にうまい。

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北側に並んだ行燈だけが動いてきて、すれ違いながらお互いを壊しあうというものみたいですね。
破片が飛んだり、引きちぎられた入りすると、観衆からどよめきが起きます。

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上と下でそれぞれ戦いが。

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1つの戦いが5分ほど。そして次のすれ違いへ。

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足蹴りをくらわせてます!
上の人はロープにしっかりつかまって戦いをしています。
そうでないと落っこちて大けがになってしまうからでしょう。

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何やら不穏な行燈が。

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なかなかファイトあふれる行燈でしたが、だからといってそれほど激しいわけでもありませんでした。

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戦い終わった行燈は、骨組みが露出して、なかなか無残な形に。

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こんな細い通りでのお祭りです。

深夜1時過ぎに戻ってきました。
今回は昼の暑さもあったせいか、夜も寒くなることはなく、祭り日和だったのではないかと思います。
翌日は夜高祭の大祭が開かれ、曳山が出るそうです。