アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

大雪山の旅 第3日

2010年8月2日(月)
 
雨で1日延期した大雪山、小泉岳へ、最終日に登ることになりました。
なので、朝は早出です。
4時には起床し、5時前には高原温泉を出発。
登山口の銀泉台には6時前に到着です。塔食の弁当を食べ、出発。
 
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銀泉台を出発すると、まずは未舗装の車道です。
これは大雪山の横断道路として計画されたものの一部だそうです。
ちらほら野草が見られます。
 
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登山道に入ると、次第に展望が良くなってきます。
この山並みはどこでしょうか。
八海堂の山だと地理感がなくわかりません・・・。
 
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1時間もしないうちに第一花苑に着きます。
チングルマがいっぱいに群生していました。
他にはアオノツガザクラ、ウコンウツギなどもたくさん生えています。
このお花畑は斜面になっていて、標高を稼ぎながら花を眺められて
なかなか良いルートです。
 
第二花苑はまだまだ雪田に覆われていました。
そのため、周辺ではキバナシャクナゲやエゾコザクラが咲いていて、とても美しい景観です。
雪の上を超え、さらに湿性の花いっぱいな奥の平を抜けると、高山帯の駒草平へと出ます。
ここまででも花いっぱいで時間がかかってます・・・。
 
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一気にハイマツが広がり、高山の雰囲気に。
咲き終わり気味のコマクサが咲いていました。
さらにはクロマメノキやウラシマツツジなどの低木がたくさんありました。
どちらも実になっていましたが・・・。
 
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駒草平かの礫地帯から、湿性のお花畑を経て、最後は雪渓の登りとなります。
7月の花まっ盛りの時期には、ずいぶん大きな雪渓だったでしょうね。
スプーンカットになっていて歩きやすいのですが、やっぱり怖い。
周辺にはお花がいっぱいです。
 
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登りきると、そこは赤岳の山頂です。
表大雪の山並みが眺められます。
まさに大自然。一昨日登った旭岳が奥に高くそびえています。
 
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イワブクロがきれいに咲いていました。本州にもありますが、やっぱり北海道の花ですね。
 
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大雪山は蝶の山のようです。
いろんな蝶が飛び交っていました。
何という蝶でしょうか?
 
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だだっ広い小泉岳の山頂部です。
残念ながら山頂部の花が残っていませんでした・・・・・。
本当に残念。
でもまた来る楽しみができました。
 
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見たいと思っていた大雪山固有種のホソバウルップソウです。
食べ終わったトウモロコシのようになっていました。
それでも特徴ある形は印象的でした。
 
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山頂部にキタキツネが現れました。
こんなところにも来るんですね。
山麓のものよりも毛並みも良く、野生の強さを感じました。
 
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大自然の風景に良く似合っています。
 
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広大な高山砂礫地の道を下山です。
今日の最終便で帰京するので、時計を見ながらの登山です。
 
とはいうものの、下山のスピードが予定より早く、15時前には下山。
層雲峡温泉にある黒岳の湯に立ち寄り、空港へ。
 
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最終のエアドゥ便は、結構満席に近い状況でした。
久々に飲み物のサービスを受けて、感激してしまいました!
 
 
そんなこんなで、期待していた花のいくつかは見られませんでしたが、
ずいぶんたくさんの花を見ることができた大雪の旅でした。