アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

盂蘭盆会

私は、季節の行事がとても好きです。
田舎(福島県いわき市)生まれだからかもしれませんが、
正月、彼岸、お盆と、できれば実家に帰って小さいころから行われてきた「儀式」や「催事」に参加するのは、何とも言えず故郷を感じさせるものです。
 
お盆は、他の行事とは違い、祝日ではありません。
基本的に暦通りの会社に勤めているので、今年は久しぶりのお盆真っただ中の帰省ができました。
盆の入りには墓参りに行き、迎え火を焚く頃に親戚が集まり、宴会。
これが恒例行事なのですが、ここには間に合いませんでした。
しかし、それにもましてこの夏は大イベントが催されました。
卒業以来初めての中学校の同窓会です。
急な召集(つまり、一部の人の思いつきから始まったようで)だったので、市内の結婚式場に集まったのは60名ほど。
確か200人以上いたような気がするので、1/3というところでしょうか。
それでも、東京や果てはオランダから参集した人もいて、良く集まったものです。
 
いやあなかなかスリリングな会でした。
顔を見て「お~久しぶり!」(これが一番良いパターン)
顔を見ても誰だだかわからない・・・(名札でわかれば儲けもの)
名札を見ても思い出せない・・・(相手の出方を待つしかない)
離れたところで「あの白いシャツは誰だっけ?」(エピソード付きで教えて!)
 
ちなみに、さる情報筋によれば、肥大化した私を見て数人が「あのあずき色の服の人だれ?」と友人に聞いていたとか。ダイエットへの決心を新たにしました。
 
子どもがかなり大きい人もいれば、未婚の人もいる、
2度も離婚した人もいれば、同級生結婚の人もいる
先生になった人もいれば、社長になった人もいる
なかなか疲れましたが、やっぱり地元の友達と言うのは良いものだとしみじみ思いました。
これをきっかけに、2年後に正式な同窓会を催すそうです。
 
 
土日の休みを利用したお盆なので、本日帰京をしなくてはならなかったのですが、
どうしても盆踊りの雰囲気を味わいたくて、盆踊り会場だけ覗いてきました。
 
イメージ 1
隣町の渡辺町の盆踊りは、公民館のところで行われていました。
初めて行ったのですが、櫓はなく、ステージでお囃子をやっているようです。
子どもたちを含め、結構集まっていました。
小さいコミュニティだけに、こういう結束も強いようです。
 
イメージ 2
我が泉町の盆踊り会場です。こちらも公民館の駐車場です。
始まったばかりの時間帯とはいえ、踊っているのはお爺さんただ一人。
昔はいっぱいにあった提灯もほとんどなく、屋台も見当たらず寂しい雰囲気。
なんか、遠巻きに見ている人たちの顔も、子どもの頃に見ていた自分たちの時のような昂揚感が全くないようで、正直、すごく驚きました。
 
私が小さいころの泉の盆踊りは、駅前の大通りを通行止めにして、大きな櫓を2つの踊りの輪が取り囲むほどの賑わいでした。
屋台もそれほどではありませんが何軒かは出ており、それもとても楽しみでした。
2日間の日程のうち、1日は仮装大会が催されて、拙い仮装で商品をもらったりして。
いつの間にこんなに縮小してしまったんでしょう・・・。
商店街の衰退なのか、他に楽しみが増えたからなのか、世代的な関心の薄さなのか・・・。
(単に時間が早かっただけかもしれませんが)
賑わいを取り戻すことを願うばかりです。
 
ついでだから、盆踊りの長年の疑問を・・・。
泉の盆踊りのお囃子は1フレーズ16拍なんですが、踊りは12拍サイクルなんです。
どうにも4つずつずれるのが気にかかるのは私だけ??