アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

春は来る

地震の発生以来、震災に関する雑感のようなものばかり書いていましたが、いつまでも自分が気をはっていてもいられないと、この週末、山歩きに出かけてきました。
来月からは冬の間にある程度予定していた山歩き計画も、積極的に行くつもりにしています。
消費のためと言うほどお金は使いませんが、いつもどおりにすること、これも大事ですよね。
ブログも、普段通りの自分勝手な趣味の話の記事も、少しずつ書いていこうと思います。
 
 
2011年3月26日(土)
 
花粉が大飛散している天気の良い土曜に、裏高尾に行ってきました。
目的はハナネコノメです。
私が震災で少し萎縮していた中、きちんと季節は春に向かっていました。
 
高尾駅北口から、小仏行きのバスに乗車。
いつもならバス停が激込みしている時期ですが、臨時を含めて2台の運行でしたが、ほとんどの人が座れるくらいの状況。
 
小仏の一つ手前の大下バス停で下車し、裏高尾の北側にある小下沢(こげさわ)の林道へと歩いていきます。
 
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木下沢梅林の梅は満開です。いつの間にか遊歩道ができていました。
 
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沢に下りてみると、お目当てのハナネコノメが咲いていました。この時期の高尾のスターです。日当たりの良いところはすでに雄しべの赤い葯が取れてしまっていましたが、日影ではまだ蕾もたくさんありました。
 
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小指の爪ほどの花ですが、群れて咲く姿はきれいです。
 
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ヤマネコノメソウも咲いていました。こちらは随分地味です。
 
アオイスミレ、ヤマルリソウ、ナガバノスミレサイシンなども咲いていた小下沢を往復し、車道に戻って今度は日影沢を少し歩きまわって花を探します。こちらではハナネコノメはピークを過ぎていましたが、キクザキイチゲなども咲きだしていました。
 
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同じユキノシタ科のコチャルメルソウも咲きだしていました。右にはまだ伸びていない蕾があります。周りに見えているハナネコノメは、赤い約が全くなくなってしまっています。
 
日影バス停近くの「ふじだな」でコーヒーで一服し、少し裏高尾の車道を歩きながら、タチツボスミレオオイヌノフグリなどを観察しました。
 
イメージ 6
民家の石垣には、ヒメスミレがきれいに花を開いていました。すみれのシーズンも始まっています。
 
ほとんど登ったりはしませんでしたが、今春最初の花あるきでした。
また再来週にはすみれを目的に高尾に行く予定です。