アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

佐渡の旅

2011年4月29日(金・祝)~30日(土)
 
花を求めて、佐渡に行ってきました。
佐渡の山々は、ここ数年何度か通っていますが、何度行っても飽きないほど、本当に花の宝庫です。
今回は、久しぶりの佐渡一泊プランで、観光とともに楽しんできました。
 
1日目は、佐渡観光です。
朝一番の新幹線で新潟駅へ、さらにタクシーを乗り継いで新潟港、そしてジェットフォイルに乗って佐渡両津港に着いたのは10時。
 
観光協会の方と合流して、まずはトキの森公園へ。
はじめて実物のトキを見ることができました。
 
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繁殖期のため、色が少し黒ずんでいます。
羽を広げたところに朱鷺色が見えます。
 
次に、ドイツ流のサラミやソーセージを作っている「へんじんもっこ」というお店へ。
そこで御主人のお話を聞きながら、試食をさせていただき、たっぷりおみやげを購入です。
 
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通常のサラミと違い、発酵させているそうです。
 
昼食を食べてから、長谷寺(ちょうこくじ)へ。
こちらの住職さんはとてもユニークな方で、面白い説明をしていただきながら、本来であれば2時間かかるところを1時間で見学させていただきました。
不動明王像や霊験あらたかな十一面観音など、重文級の文化財もたくさんありました。
 
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古くは日蓮、近頃では平山郁夫なども訪れている名刹だそうです。
 
続いて、大膳神社の能舞台を見学。
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その近くの妙宣寺では、細身で美しい五重塔を見学しました。
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観光の締めは、佐渡の最も有名な観光地、佐渡金山です。
江戸時代の坑道、昭和に入ってからの坑道を見学しました。
ガイドさんの説明もとてもためになったので、なかなか見ごたえがありました。
 
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これは、露天掘りの跡で、道遊の割戸というそうです。
 
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これはかつてのトロッコ軌道です。これまたレトロで見ごたえがありました。
 
山を下って、選鉱場が残されている相川地区まできました。
廃墟の何とも言えない魅力があるところでした。
 
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稼働していたころの活気が想像もできません。
 
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宿泊はホテル吾妻。部屋からの夕日がきれいです。
 
 
翌30日、ドンデン山ハイキングです。
アオネバ渓谷ばかり行っていますが、今回もこのコースを登ります。
時間があり天候が持てば、山頂部の散策をする予定です。
 
前に来た時と違い、少し道が荒れているようでした。
また、雪が多かったこともあって、季節が2週間ばかり早いようです。
そのおかげで、これまで来たときに見ることのできなかった、フクジュソウの群生なども見ることができました。
 
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アオネバ登山道の入り口です。
両津港からのドンデンライナーバスのバス停から、300mほどのところにあります。
仮設の遊歩道が造られていました。
 
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さっそく、ミドリニリンソウが。ニリンソウの花びら(実際は萼)が緑色に先祖がえりしたものだそうです。
 
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ミスミソウは、いろいろな色がありました。
 
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エンレイソウは、これでもかというほどたっくさん生えていました。
 
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シラネアオイは、少し時期が早かったようで、まだまだ咲いている花が少ない感じです。
 
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色とりどりのミスミソウが雪の近くで咲いています。
 
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3/4ほど来ると、道は積雪の上を進むことになります。
ここからはひたすら歩くだけです。
峠のアオネバ十字路に来ると、雪は1m以上です。
ここで雨が降り出しました。冷たい雨です。
車道をたどって雨の中ドンデン山荘へと向かいました。
今回はここまでと言うことになりました。
 
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ドンデン山荘で食べた山菜そばは、本当に山菜たっぷり。
これでようやく体が温まりました。
 
帰りのドンデンライナーに乗り、両津港へ。
そしてそのまま新潟へと海を渡りました。
 
花の量は時期の関係もあって想定よりは少なかったですが、エンレイソウニリンソウミスミソウカタクリフクジュソウと、春の花たちをたっぷり見せてもらいました。
やっぱり佐渡の山はいいです!