アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

旅行最終日、飛鳥、吉野へ

大震災直前の旅行を機会を見つけて書いてきましたが、これで最終日です。
間にいろいろはさんでしまって、わけがわからないかも・・・。
 
 
2011年3月8日(火)
 
東大寺のお水取りを2夜にわたり体験した後、旅行の最終日です。
和歌山駅前にレンタカーを返し、関空から帰京する予定だったので、奈良市内から和歌山へと向かいつつ見どころを巡ります。
 
まずは飛鳥へ。
本草創期の遺跡が多いこの地を初めて訪れるので、主要な見どころだけを駆け足で見て歩きます。
 
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日本最古の本格的仏教寺院であり、蘇我氏の氏寺であった飛鳥寺
 
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日本最古の仏像といわれる飛鳥大仏。
とはいっても、ずいぶんと修復がされていて、当時から残るのはわずかだそうだ。
 
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有名な石舞台古墳蘇我馬子の墓という説があるらしい。
写真で見るより本物は圧倒的な重量感があると思う。
 
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なかなかユーモラスな亀石。
 
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壁画が有名な高松塚古墳
 
飛鳥はこれらを駆け巡っただけになってしまいました。
そして吉野山に上ります。
 
細い道を車で登り切り、集落を越してどんどん登っていきます。
雪が残っており、バスは運行しないというので、行けるかどうかわからないまま車を走らせました。
 
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世界遺産に登録されている神社です。
桃山時代の建築だそう。
本殿は修復工事を行っていました。
 
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金峯神社は、かなりの積雪で覆われていました。
下の駐車場からはさすがに車を入れられなかったので、雪道を登ってたどり着きました。
静かな修験の空気が雪によりさらに強く感じられた気がします。
社殿の右側からは大峰奥駈道がのびています。
 
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吉野山の中心街にある吉水神社。
後醍醐天皇南朝を起こした際の皇居になっていたところだそうです。
 
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中はきらびやかな造りですが、それほど大きくはありません。
 
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吉野山の中心で、修験道の本拠地である、金峯山寺の権現堂です。
巨大な柱に支えられた質実剛健な造りの建物でした。
蔵王権現像は見ることはできませんでした。
 
ざっと吉野山を見て回り、桜の時期に来たいなという思いを強くして、山を下ります。
一路和歌山へと思ったのですが、予想外に時間があったので、市内の名刹紀三井寺に向かいました。
 
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西国三十三ヵ所の札所のひとつ。山肌を石段で登ると紀伊水道がきれいに見渡せました。
 
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市内へ戻ると、御三家のひとつ紀伊徳川家の居城和歌山城が見えました。
お城のある町はなんとなく気持ちが良いものです。
 
レンタカーを返し、和歌山ラーメンを食べて関空へのバスに乗り込みました。
これで4日間の歴史巡りの旅は終わりです。
 
いやあ、1年前の旅行記を3カ月以上もかかってようやくまとめられました・・・。
鉄は熱いうちに打たないと、再度調べることが多くて良くないですね。
反省です。
とはいえ、この3日後に東日本大震災が起こったので、さすがに旅行のことは吹っ飛んでしまいました。
ま、言訳ですが・・・。
 
さて、これからはオンタイムでブログを進めていくよう努力します!!!