北海道の山旅【第3日】 小泉岳~大雪高原温泉
2012年7月15日(日)
白雲岳分岐から、小泉岳へのなだらかな道を進む。
今年は季節の進みが早かったために、花のピークはすでに過ぎてしまっていたよう。
それでもまだまだ沢山の花が咲いていた。
まさに百花繚乱。
左奥の緩やかな高まりが小泉岳。
キバナシオガマは、まだたくさん咲いており、見ごろの花も結構な数残っていた。
利尻島ではお目にかかれなかったリシリリンドウ。地元の人とも会話の中で、やはりリシリリンドウであることが判明した。類は友を呼ぶようだ。
小泉岳山頂付近の分岐。
一昨年はこの先の赤岳からここへ来た。
今回はここを右に曲がり、緑岳へと戻る。
小泉岳山頂。後は白雲岳。
お目当ての筆頭、ホソバウルップソウ。
ほとんどの花は終わっていたが、小泉岳の稜線にいくつか見ごろの花が残っていた。
ホッと一安心。
チョウノスケソウ。ほとんどが終わっていたようだが、きれいな花もちらほら。
とっても地味なレブンサイコ。
もうひとつの黄色いすみれ、エゾタカネスミレ。
見ごたえのあるエゾツツジ。
コマクサの大きな株。
緑岳も小泉岳方面から見ると小女緩やかな高まり。
これを登ると、一気に下らなくてはならない。
あちこちで見られたクモマユキノシタ。
とってもきれいな花なのだが、ひ弱な茎で、風に弱い。
なかなか良い写真が撮れなかった。
緑岳まで戻り、お花畑の周遊は終了。
大満足のうちにひたすらの下りに。
緑岳の斜面はナキウサギの生息地。
そこかしこから甲高い声が響き渡っていた。
2度ばかりエゾナキウサギの姿をとらえることができた。
こんなかわいい!!
岩塊斜面をひたすら下り、お花畑を下っていく。
来た道なので、花を見ながらもすたすた下っていく。
結構膝にきてしまったが、それはお花畑から最後の急坂でだった。
大雪高原山荘の裏手、噴気地帯に戻ってくると、最後の花が待っている。
このエリアの固有種、タイセツヒナオトギリ。
あえて噴気地帯を選ぶその強さがすごい。
わりと大きな株がこれ。あとは地面にへばりつくように咲いていた。前回も撮影したが、大雨の中だったので、済撮影ができて良かった。
じっくり温泉につかり、生ビール、そしておいしい食事!
これぞ「山旅」の魅力。
翌日は最終日。
午前中は高原沼めぐりで、さらに花を堪能!
それについては次回。