北海道の山旅【第4日】 大雪高原沼めぐり~とかち帯広空港
2012年7月16日(月)
書き終わらないうちに1カ月がたってしまいましたが、北海道山旅の続き。
大雪高原温泉に宿泊して通算3泊目にしてようやくバイキングの朝食をいただき、ゆっくりと出発。
高原温泉の一角にあるヒグマ情報センターが高原沼めぐりの登山口。
名簿に記入して、熊の情報について講習をうけたうえで、センターの別の扉から歩き始めることになる。
これが最近の熊の目撃情報。ちょうど今朝、コース上に足跡があったそう。
私はすっかり忘れてきたが、メンバーがしっかりと鈴をつけて出発。
高原沼めぐりなどという簡単な名前ではあるが、なかなか道は険しいもの。
高原温泉で長靴を借りたのはおととしの教訓。
泥の道でもしっかり歩けてとても便利。
一部道が水没しているところまであったので、登山靴ではなかなか歩きづらいだろう。
右回りコースとの分岐。
こちらはヒグマの出没のため前回同様通行止めに。
土俵沼から湿原と沼が始まる。エゾコザクラがそこかしこで満開。
滝見沼。秋には紅葉の名所となるそう。
緑沼のほとりに先残っていたミズバショウ。
白花のエゾコザクラがあった。
今朝付けられていたヒグマの足跡。この周辺には糞もたくさんおちていた。
清流に咲いていたエゾノリュウキンカ。
流れのほとりに咲くエゾノレイジンソウはトリカブトの仲間。
やさしい花姿のエゾイチゲ。あまり多くは見なかった。
今回のゴールとなる大学沼。右手は高根ヶ原の断崖。まだ雪解けが始まったばかり。
沼のほとりに群生するタニマスミレ。限定された場所にしか咲かない、貴重なスミレ。
高原沼には、ヒグマ情報センターの職員の方が、熊の監視業務を行っていた。毎日日中はずっとここにいて監視しているそう。これも大変なお仕事。
目的のタニマスミレも見ることができ、一路高原温泉へと戻る。
そして今回の拠点となった高原温泉を後に。
林道ではキタキツネに出会った。
大雪湖から帯広方面へと素晴らしい山間の道路をひた走る。
なかなかのスピードで周りの車も走っている。
ドライブとしては最高の道。