アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

初秋の富士山とヒガンバナの日向

2012年9月29日(土)
 
台風予報が日曜夜の上陸を予報している中、土曜日は穏やかな天気の予報。それにあわせて、ドライブの計画を立てた。
目的はフジアザミとヒガンバナ
あんまり走ったことのない東名道も楽しみのひとつ。
 
板橋から首都高に乗り、山手通りの地下を走る新しい道を通って東名へ。
トンネルの中の渋滞はなんとなく気が滅入る。
ループを走り抜けて地上に出ると、もう多摩川近く。
そして東名道を御殿場へ。
 
道の駅すばしりに寄り道して野菜を買い、一路標高2000mの須走り愚痴へとヘアピンカーブを登る。
 
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意外と青空に恵まれ、富士山は笠雲がかかっていた。
黒々とした斜面にはフジアザミが咲いていた。
 
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どうも道脇にたくさんの車が通っているし、花を撮影していても山も中に人がたくさんうろうろしていると思ったら、この時期はキノコがいっぱい生えているそうで、みんなそれを目当てに集まっていた。
素人でも山へ分け入ると、結構一杯とれるらしい。
山小屋のそばではみんなキノコの仕分けを行っていた。
イグチ、やらカベンタケやら、結構おいしいものがたくさんとれるそう。
そういえば、昔富士山のキノコを雑誌で紹介したことがあった。その時は内緒のマツタケを教えてもらったっけ。
 
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富士山の登山道は通行止め。キノコ採りの人たちは、どんどん中に入って行った。
 
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須走口の山小屋では、とりたてのキノコを使った、蕎麦、うどん、ぷらふ、スパゲッティなどがたべられる。これがまたおいしい。
お店のおばあさんは、やみくもに採ってきたキノコの仕分けまでしてくれるそうで、見てもらいながら食事をしている人が多かった。
キノコは素人では怖いので、これはとても良いシステム。
来年は採りにこようか。
 
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おめあてのフジアザミは、駐車場の斜面に点々と生えていた。日本最大のアザミと言うだけあって、大人のこぶしより大きい花が下向きに咲く。また葉のとげもすごくて近寄れない。
 
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標高は高いながらもぽかぽかした陽気で、たくさんの人が訪れていた。ほとんどキノコ目当てかも・・・。
 
御殿場に戻り、厚木まで高速で移動。
相模一宮の寒川神社へ。
 
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とても立派な神社が急にあらわれる。
こんなに大きな神社だったとは。
 
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こちらでご朱印をいただきました。
 
最後の目的地、日向薬師へと向かいます。
寒川神社からは30分ちょっとの道のり。
山間へはいっていくと、ヒガンバナがちらほら。
これまで何度となく仕事でこの場所を紹介してきたが、初めて足を踏み入れた。
思っていたよりも雰囲気の良い山里で、かなり気分が盛り上がった。
バスに乗って歩きに来る方が楽しいかも。
 
日向薬師のバス停に隣接する駐車場に停めると、目の前の田んぼにヒガンバナがいっぱい。
日本の美しい里の風景。
一方通行で田んぼをめぐることができるようコースができている。
 
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ちょうど藁を燃やす作業をしていた。
 
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今年は遅いらしく、まだ咲きだしたばかりの新鮮な花が多かった。
いつもいわき市藤原にあるお気に入りのお寺の参道でヒガンバナを見ていたのだが、今年はタイミングが合わなかった。
それだけでなく、その場所がまさに湯ノ岳断層の断層面が露出してしまったことで、お寺が倒壊し、参道までもがめちゃめちゃになった。昨年はヒガンバナの季節に訪れることができなかったが、どうなっているんだろう。
 
あまり訪れたことのない神奈川の名所や秋の富士山、車を手に入れてから行動範囲が広がって、とても楽しい。
さて次のドライブはどこにしようか。