紅葉の甲斐駒ヶ岳 第2日
2012年10月7日(日)
甲斐駒ヶ岳登山当日は、起床3時過ぎ、そして朝食を4時には食べ終わり、出発の支度を始めた。
まだごくわずかに霧雨がぱらついていた。
早めに出ないと予定のバスに間に合わないこともあって、暗いうちの4時30分にはヘッドランプをつけて出発。
真っ暗な中でも出発するパーティはいくつもある。
仙水峠まで来ると、ほんの少し明るくなってきた。
摩利支天の大きな岩塊が目の前に迫る。
駒津峰までは比高500mほどの直登。これはなかなかきつい。
薄暗い斜面が段々と明るくなってくると、ところどころで駒ヶ岳本峰が白い姿を現す。
本当に美しい山。右に控えるのが摩利支天。
斜面が色づいていて本当にきれい。
振りかえると仙丈ヶ岳のおおらかな山容が見渡せる。好対照の2山。
北方向を振り返ると、鳳凰三山が見えてきた。
鳳凰三山手前のアサヨ峰。紅葉がピークを迎えている。
こんな斜面をひたすら登っていく。
ようやくたどり着いた駒津峰山頂。
ガスが湧き始めていて、景色はイマイチだった。
ここでうっすら見えていた甲斐駒ヶ岳がとうとう見えなくなった。
駒津峰からは岩だらけの道を上り下り。
六方石までは手を使わなくてはならないようなところも何か所か。
この下りがもったいない。
巻き道との分岐から巨大な六方石を振り返る。ここからは一気に本峰に登っていく。
右に行けば巻き道。
この時間帯の人たちは、すべて直登ルートを登って行った。
私たちもこちらへ。
手足をつかって、山をがっちりと登っていく。
さすがにへとへと。
途中でライチョウに出会った。
ライチョウの飛ぶ姿を初めて見た。
花崗岩の城里霧の白さの中をひたすら登る。
小屋から4時間ほどで山頂に到着。
なかなかハードな山だった。
山頂ではイワヒバリが迎えてくれた。
下りは白砂の巻き道を行く。
六方石で来た道と合流。
こんなところを通っていく。
ナナカマドの美しい紅葉。
駒津峰から双児山を越えて北沢峠へのルートを取る。
せっかくの下りなのに双児山までは最後の登り。これまたきつい。
山頂付近の岩場で休憩。
福島からきているおじさん2人組今回ずっと一緒。
同郷と言うことでとても盛り上がる。
北沢峠までのひたすらな下り。
ジグザグ道だから歩きにくくはないが大変。
ほうほうの態で北沢峠に到着。
ようやく甲斐駒ヶ岳登山が終了。
広河原を経由して来た道を甲府駅へ。
ここでさっぱり汗を流して、ホリデー快速に乗り込み、また一杯傾けながら帰京の途へ。