アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

広東省世界遺産弾丸旅行【その4】

2013年2月24日(土)

またまた更新があいてしまいました・・・。
今回は丹霞山の中を歩きます。

丹霞山は、全体として3つのエリアに分かれています。
・陽元山エリア
・長老峰エリア
・翔龍湖エリア
これらをまんべんなく見るということはなかなか日帰りでは難しいため、
弾丸コースとしては「3つのロマンティックストーン」を中心に、陽元山、長老峰エリアを歩くのが良いと思われます。
ちなみに「ロマンティックストーン」というのは、うまい言い方ですが、
何のことはなく、妙にエロティックな形状の岩のことです。
今後出てきますので、ここでは深くは触れないということで。

で、山内は実に良く整備されているので、足元に不安はそれほどありません。
天気が良ければですが。
さらに、陽元山、長老峰エリアには域内のバスが通じていて、これは無料で利用できます。
それらを駆使しながら巡ることになります。

ちなみにお勧めのコースは、陽元山→長老山の順です。

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ゲートをくぐるとさっそくバス乗り場です。
オフシーズンだったために、バスの間隔は20分に1本くらい。

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ちなみに、バス停の脇から歩いていく道が続いています。
一番手前の陽元山エリアの入り口までは、20分ほどで着きます。
実はバスに乗って行ったところ、着いたところが陽元山なのかわからず、そのまま乗っていたら入り口に戻ってしまったということがあり、結局歩くはめになりました。
行き先や下りるところを運転手と確認しておいた方が良いようです。

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こちらが陽元山の入り口です。
正面に見える橋を渡って、中央を流れる錦江を渡ります。
バスはほぼ間違いなく最初に停まるのがここですので、そこですぐに下りるのが良いです。
陽元山が最初の方が良いのは、シンボルの陽元石が昼になるにつれて逆光になってしまうからです。

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錦江の橋の上からは、さっそく奇岩が見えてきます。
この船は錦江を遡りながら奇岩を楽しむクルーズです。
時間があれば乗った方が楽しいようです。
今回の弾丸ツアーでは時間がありませんでした・・・。

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チケットは各エリアのゲートで確認をされます。
こちらが陽元山エリアのゲートです。

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しっかりとした案内板があります。
中国語の簡体字だけしっかりと覚えておけば迷うことはありません。

まずは「陽元石」に向かいます。
「陽」は簡体字ではこざとへんに日です。

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よく整備された木道が続きます。
エリア内の住んでいる少数民族の方々の畑や家があり、道端ではこのエリアで取れた薬草などを売っています。さすがに何に効くのかのコミュニケーションが不可能なので、買ってきませんでしたが、薬草は特産品のようです。

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階段もしっかり整備されています。
こういうことを考えるt、山とはいえトレッキングシューズよりもスニーカーの方が歩きやすいようです。
私はトレッキングシューズでなんとなく疲れました・・・。

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陽元石の近くまで来ると、案内所がありました。

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そして開けたところから陽元山が姿を現しました。
ゲートから20分ほど歩いたところになります。
左にあるのが、この山のシンボルのひとつにもなっている「陽元石」です。
高さ23m、直径7mの男根に良く似た自然石で、日本の金精信仰と同じように、信仰の対象になっているようです。
写真の下にある2段の段の上は、撮影ポイントのようです。
カップルがきゃあきゃあ言いながら、記念写真を撮っていました。

ちなみに、右手の橋は次の奇岩「双乳石」への道、直進は陽元山へと続きます。

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さきほどのビュースポットからさらに良い撮影ポイントという案内があり、階段が伸びています。
さっそく登ります。

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するとまずは一段目のスポット。
ここでも記念撮影を撮る人たちが。

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さらに登ると2段目のスポット。
ここは祭壇が祀られていました。
子孫繁栄、五穀豊穣のシンボルと言ったところでしょうか。

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ここから陽元山を眺めてみます。
右の大きな岩塊が陽元山です。
薄っぺらい岩盤で、サメのひれのような印象です。
そこから風化、浸食作用により独立してしまったのが陽元石です。
地層の浸食作用の違いから、あまりにもうまいこと男根の形が形成されたようです。
ちなみに陽元石の頂上に楼閣があるのが分かりますでしょうか。
つまりここまで登山道が続いています。
陽元石の左側を回って、陽元山本体に取りつき、よじ登るようにして頂上に至ります。
その道筋は次回になります。

一度下のビュースポットに戻り、今度はもう一つのロマンティックストーンである双乳石を目指します。

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陽元山の岩壁の真下に位置するため、段々と近づいていきます。
岩が一筋に割れているのが見えます。
地層の感じを見ると、まさに陽元石の元であることが分かりますね。
ここから浸食が進むと、次の陽元石になるんですね。

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陽元石のまさに基部です。オーバーハングしていてなかなかの圧倒感です。

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こちらの突起が双乳石だそうです。
分岐から10分ほどで到着しますが、上り坂です。
似たようなものがいくつもあると思いますが・・・。
説明の必要なく、いわゆる女性の乳房のイメージです。

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周囲の岩の根元には、このようなつっかえ棒があります。
岩が崩れないようにするためという話や、崩れるときに枝が折れアラーム代わりになるという話があるようです。

一気に3つのうち2つの路まティックストーンを見ました。
ここで陽元山を後にして、錦江下りというのがぽお湯羅―なようですが、一応山登りを趣味にしているということもあるので、弾丸にもかかわらず、陽元山に登ってみることにしました。
なかなかの名山でした!

ということで、次回は陽元山に登ります。