アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

広東省世界遺産弾丸旅行【その5】

前回の丹霞山、陽元山エリアの続きです。
陽元石のビュースポットから、陽元山を目指します。

双乳石からもう一度陽元石のビュースポットへと戻ってきました。

イメージ 1
写真の右手が双乳石、そして陽元石へは直進することとなります。
ここから一気に人が少なくなります。
陽元石を回り込んで裏側からあの薄っぺらい岩盤の頂上を目指します。

イメージ 2
途中池がありました。
池を回り込んで、ひと登りすると、本格的登山となります。

イメージ 13
岩盤を前にしたところには全体が分かる看板がありました。
これを見ながら、コースを考えましょう。
左手が陽元山エリアの入り口、そして左にある青●のところが、陽元石のビュースポットです。
そこから直進し、緑の道がオレンジになるところが、岩盤をよじ登る登山道です。
すると緑の横一線の道になります。
ここが細長い岩盤の頂上部で、なぜか平らです。
左手の展望台により、さらに右手の城砦マークのところからオレンジ色の登山道を一気に下り、
紫色の舗装路に出て戻るプランです。
ここで気付いたのですが、双乳石を後回しにしてぐるりと周遊しても良いかもしれません。
今回は先に行ってしまったので、まっすぐ入り口に戻りました。

イメージ 20
看板のところからは、岩盤が頭上にそびえています。
道が分かりますか?
斜めに緑の線に沿って登っていきます。

イメージ 21
これは実に良くできた標語です。
「登山中は景色を見るな 景色を見るなら登山はするな」
これをしっかり守りましょう。
歩きながら脇実をするのはとても危険です。

イメージ 22
中国の人のすごさを思い知らされます。
岩盤をくりぬいて、すべて階段になっていました。
なので、ひたすら登るだけです。
しっかりと手すりにつかまらないと、歩幅が安定しないので危険です。

イメージ 23
後ろを見ると足がすくみます。奥に見えているのは陽元石の裏側です。
こちらからだと、あの変な形は薄れますね。

イメージ 24
途中からは一人ずつしか通れない狭さで、オーバーハングしている岩に圧倒されます。

イメージ 25
最後はリュックがつっかえるような狭い石段を、よじ登ります。
ここでは荷物をうまく処理しないと動けなくなるので、要注意です。

イメージ 26
看板のところから登ること20分。
へとへとになりながら山頂部に到着です。
ほとんど休みなく上ったので、早めだと思います。
上には即席売店がありました。
この人たち毎日登っているのかしら。

イメージ 3
頂上で丁字路になって、まずは右の嘉遥亭を目指します。
あの岩盤の上とは思えない、平らな森の道です。

イメージ 4
見えてきました。嘉遥亭は、陽元石の写真の右上に見えていた建物です。

イメージ 5
一気に展望が広がります。
左手には道路を挟んだ対岸の山が、丹霞の名のごとく赤い霞のような岩肌を見せています。

イメージ 6
右手はこれから行く長老峰の峰々と、陽元山エリア入り口の建物群です。
あそこから歩いてきたのかと思うと、ぐったりしてしまいます。

ここからいったん引き返し、逆サイドを目指します。
道の周りに竹林が多くなると、そろそろ細美塞です。

イメージ 7
地元の人がかつて作った砦だとか。
ここまで登る方が大変だと思うのですが。

イメージ 8
ここからは西側の展望が見られます。
丹霞地形の峰々が遠くに見え、地元の集落もちらほら見えています。

イメージ 9
岩肌を利用し、そこを要塞化したようで、これを作るのは大変だったろうと思います。
中央右から一気に下り道です。

イメージ 10
足がすくむ風景です。写真ではそれほどでもないかもしれませんが、
ここで歩けなくなる女の子もいました。

イメージ 11
下る途中から向かいの山を見ます。
下に見えるのは帰りにあるく林道です。
斜面の角度をみてください。
よくここに階段を削り取ったものです。

イメージ 12
万里の長城のような湖の風景。
カメラを構えるのも足がすくむくらいでした。

一気に下ると上から見下ろした大きな丸い石の右手を回り込みます。

イメージ 14
大きな石の基部には、おなじみのつっかえ棒がありました。

イメージ 15
名前は忘れましたが、ここでは心地よい風が吹いていました。
この時期の広東省は過ごしやすいとはいえ、20度を超えていて、
登山には暑いくらいです。

ここからさらに森の中の道を下っていきます。

イメージ 16
下から下り道を見上げてみます。
あんなところをよく下ったものだし、よく道を作ったものです。

いっきに下山しましたが、30分くらいかかりました。

足がくたくたですが、ここから2kmほど舗装路を歩いてエリアの入り口まで戻らなくてはなりません。

トイレがあったので寄ってみることに・・・。

イメージ 17
う~ん、久しぶりにこのトイレ。
なかなか大変です。

イメージ 18
あとはひたすらこの道を歩きます。
今回は急ぎ足ですべてを歩いているので、ちょっとこたえました。
本当はもっとゆっくり歩くべきですね。

なんだかんだで、陽元山エリアに戻ったのは13:45.
11:30に入りましたので、2時間ちょっとでぐるっと回ったことになります。
へとへとです。

イメージ 19
陽元山の入り口では、お土産屋さんが並んでいます。
レストランもあったはずです。
薬草が特産なのだと思いますが、さすがによくわからず買えませんでした。

さて、まだまだ丹霞山の1/3を見ただけです。
実は詳しく書きませんでしたが、駅からのバスの乗り継ぎミスなどがあり、
1時間30分ほど行程が押していました。
なので、急いでいたわけですが、飯も食わずに歩きまわるとばてばてになってしまいます。
思考力も落ちて、ここから長老山方面に行くはずのところ、入り口に戻ってしまう始末。

そこを何とかバスの運転手に頼みこんで長老峰の入り口の中天門まで送ってもらいましたが、
さて、ここからどう歩くか、一か八かで行程を組み立てました。

ということで、次回は長老峰エリアを弾丸突破。
最短で歩きまわるコースをご紹介します。