アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

広東省世界遺産弾丸旅行【その11】

長いことかかって、ようやく世界遺産集落で一番人気のある自力村へ。

大型バスなどが停車できるような駐車場を抜けて、ゲートをくぐると、池を超えて広場に出ます。
楼閣がいろんなところに見えていて、どこがメインのところなのかよくわかりません。
なんとなく正面の道を歩き始めます。

ちなみに、その道が間違いで、実は右手の道でした。
それでも集落の左側を抜けてどこからでも入れるので、まあOKかと思います。

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まっすぐ進んでいくと、左手にも3つの望楼。
そして右手には菜の花畑(と言うよりも菜っ葉の畑が咲いている状態か?)の奥に特徴的な望楼が見え始めてきました。
とても中国らしくない、不思議な風景です。

ふらふらと集落の中に入って行って、ひとつひとつの楼閣を眺めます。
それぞれに特徴があって、どういう意図で作られたのかが考えてるのが楽しいですね。
とはいえ、そろそろ脚がぐったりなので、極力休みながらということになるので、暑い時期には大変かもしれません。

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自力村を代表する風景です。登れる3つの望楼のうちの銘石楼からの景色です。
すぐ前にあるのが、こちらも登れる雲幻楼。
右後ろに並んでいるのは、居安楼と安蘆で、右の安蘆のギリシャ風の柱は何とも言えない雰囲気です。

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銘石楼を下から見たところです。
赤い提灯があるところが入り口です。
なかなか住みやすそうな建物に見えました。

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こちらはもうひとつの登れる望楼、葉生居蘆の祖先を祀る祭壇です。多くの望楼の最上階にはこれが置かれていましたが、ここのものが最も豪華に思えました。


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葉生居蘆からの風景です。左から燿光別燿光別墅、球安居蘆、养閑別墅です。
漢字が難しい・・・。
ほとんどの望楼がぽつんと独立して立っているのですが、ペアで接近しているものもあります。
親戚同士なのでしょうか。

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こちらも自力村を代表する風景です。葉生居蘆、銘石楼の間に、雲幻楼、さらに奥に居安楼、安蘆が見えています。池にはカモが泳いでいました。

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こちらはひっそりとしながらも、アーチやバルコニーがとても印象的な振安楼です。

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村の中のレストランでくつろぐのは、観光客です。その前を歩いている鳥たちは、さすがに食材ではないよね・・・?

一通り見て回り、またゲートまで戻ります。
自力村はバス停がここから1.5kmほど歩いたメイン通りにあるので、さきほどのようにバイクタクシーに出会えない限り歩くことになります。
残念ながら、シーズンではなかったのか、バイクがいませんでした。
脚をひきずるようにとぼとぼと歩いていきます。
周辺には望楼のある村も点在し、養鶏場や農地があるのどかな風景です。

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ひたすらここを歩きます。

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バス通りに出る手前で、世界遺産構成資産のひとつである方氏灯楼が見えてきます。
自力村の見張り台で、確かに村の望楼の最上階から、その姿が遠く見えていました。
とてもバランスの良い形で、丘の上にあります。
周囲はお墓だという話ですが、よくわかりませんでした。
看板があったので、そこから歩いて近づこうと思ったのですが、丘のところで地主さんと思われる手書きの看板があり、立ち入りを禁じていたので、そこで写真を撮影し、道へと戻りました。

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バス通りには、このような像が置かれています。これを目印にバスで来れば、間違えなさそうですね。
奥に見えるのはバスの待合室です。
ただし、帰り方向は逆なのですが、待合室がありませんでした。

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帰り方向をみてこの看板の辺りでバスを待ちました。
この茶色の看板は、世界遺産を表しているようでした。

こういったものも、個人旅行(バス旅)の良い目印になりそうです。

次回は、自力村からほど近い、立園、そして最後の世界遺産構成資産の三門里の迎龍楼を訪ねます。