アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

k10Dとの訣別

中判フィルムカメラに取りつかれていた私は、デジタル一眼レフカメラの歴史がそれほど長くはありません。
小学生のころにペンタックスKMというカメラを父親にもらって以来、ペンタックスのみをずっと愛好してきました。
最初に買ったのは、istDsというものだったと記憶しています。
それでも、フィルムの楽しさから抜け切れず、長いこと主力はポジフィルムでした。
そんな自分をデジタルの世界に引きずり込んでくれたのがペンタックスK10Dでした。
 
それ以来、外国にも、高山にも一緒に出かけていた彼ですが、この夏の大雪山で、かなりの豪雨に遭遇してしまってから、瀕死の状態になっていました。
乾燥させるなどして、翌日の小泉岳では、あの奇跡の人工衛星はやぶさ」のように、満身創痍ながらも画像を残してくれましたが、昨日の成東の食虫植物群落での撮影の時に、とうとう燃え尽きてしまいました。
修理に出すという手もあったのですが、カメラの進化が早いことを考えると、今回はこのまま保存することにして、新しい機種を導入することにしました。
 
最後に撮った写真は、このホソバリンドウでした。
イメージ 1
 
さて、新機種ということになると、このところ業界状況を全く把握していなかったので、昨日から調査を開始したところ、10月15日に、ペンタックスの最新機種k-5が発売されたことが分かりました。
これはペンタックスのフラッグシップモデルで、どうも口コミでもかなり人気なようです。
さらに嬉しいことに、ノイズリダクションのオフ機能が復活していることが分かりました。
私のように、天体写真にも使いたい場合、ノイズリダクション機能が自由にオフにできることはとてもありがたいのですが、K10D以来、ペンタックスはこの機能がなくなってしまっていたのです。
さて、ターゲットは決まりました。あとは、いつ買うかという問題です。ボーナスを待つか、年末商戦に期待するか、はたまた、来週も再来週も撮影をしたいこの状況で待っていられるのか。
そう、待ってはいられません・・・。
本日新宿のカメラ街へと繰り出しました。何軒も回りましtが、想定していたほど値段が下がっていません。交渉もそれほどうまくいきません。それどころか、なかなかボディ単体の在庫がありません。
探しに探して、カメラのキタムラに在庫がわずかにあることが分かりました。
3度ほど店の出入りを繰り返し、資金繰りを頭で想定し、店員さんとの粘り強い交渉をし、悩みに悩んだ末、とうとう購入してしまいました!!!!!
久しぶりのカメラ購入という大買い物にの割に、カメラが壊れたという事情もあってか、あっという間の決断、そして購入・・・。買った後でその反動が来て一気に意気消沈です。
 
重いカメラを手にして、家へと帰り、さっそく梱包を解いてみました。そうすれば、現金なもので、やっぱり嬉しくなってしまいます。こうなったら前向きにたくさん使ってやろうと思います。
明日からはカード返済のための粗食生活が始まります・・・。