アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

原発パニックを防げ!

震災から原発の事故と、複数の緊急事態が続いています。
私の故郷いわき市の北部のごく一部を含む地域では、地震の被災も落ち着かないまま、原発の事故に関連する避難や、屋内退避が続いています。
いわきの実家、友人たちが断水の中疲れてきていても、恵まれている方だと言って、東京電力で作業している人たちを気遣っていました。
こんな中で、状況を知らせる報道が加熱、もしくは違った方向に行っているような気がしてなりません。
放射線の数値を事細かに発表することは大事ですが、その数値の意味が後付けになってしまい、これまでの何倍というようなことばかりが注目されています。
そのことにより、放射線を恐れるあまり、被災地への援助が滞ってしまうという事態が出てきているようです。
 
福島県の中でも、現在政府が設定している避難範囲以外は(実際は避難範囲の中でもだと思いますが)、今すぐ健康に害のある放射線の量ではありません。救助が滞るという本末転倒があってはいけないと思います。
 
東京では少しの上昇があるようですが、もちろんなんの害もないレベルです。マスクなどの買い占めが行われることは全く意味がありません。必要なものが必要なところに届くように、都会の方々は慎重に行動すべきだと思います。今回わかったことは、都会では恐怖心がかなり早く伝播し、小さな一人の行動が大きな社会現象につながってしまうということです。これは本当に危険です。
 
福島で今も暮らしている方がいます。
その方たちは冷静に対応しています。
東京よりはもっと放射線量が多いはずです。
そして何より、被災されて水道、電気、ガスなどが停まっている方たちです。
何とか負の連鎖に陥らないよう、食い止められたらと思います。
 
私が好きなことだけ書いているブログなので、それほど多くの方たちが見ているわけでもなく、何の影響もないと思いつつ、周りの人たちに声をかけるだけでは、どうにもおさまりがつかなかtったので、文章にしてみました。