国宝のぶどう寺で仏像たちに会う
灼熱の週末、東京にいたところで圧のは変わらない。こうなったら暑さを逆手に取った何かをしようと、果物の買い出しを思いつき、甲府盆地東部の甲州市へと早朝から車を走らせました。
ぶどう寺の異名を持つ大善寺は、甲府盆地の入り口にある古寺で、国宝の本堂を持つお寺。拝観開始時間直後に到着して、さっそく参拝。どうどうとした山門がお出迎えです。
真夏日とはいうものの、山に囲まれた場所だけあって、それほど暑さを感じません。
この頃足腰を鍛えているので、さっそく実践とばかり、頑張って石段を登ります。石段の周囲は葡萄畑です。さすがぶどう寺。
国宝の本堂。美しい佇まいです。700年ほど前に建てられたものだそう。この場所は武田や新選組などいろいろな歴史の舞台になったようですが、本堂がしっかりと残っているのは素晴らしい。
薬師堂の別名のある本堂には、秘仏の薬師如来三尊と、十二神将など数多くの仏像があります。どれも重要文化財に指定される歴史のある司馬らしいものばかりです。
秘仏の本尊は御開帳の短い期間だけ厨子の扉があくそうですが、手に葡萄を持った薬師如来で、写真が置かれていました。もともと持っていた葡萄は失われてたようですが、古い記述にも葡萄を持っているとされていたことから、復元したようです。
本堂を入ると、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で主人公の二人が座った場所というところに座布団が置かれていました。これ目当ての人もいるのかしら。
境内のぶどうはちょうどこれから色がつくといった感じ。今年は7月の日照不足で少し遅れているようです。
このお寺ではワインも醸造していて、庫裏で飲むことができるようです。
今回は車なので…残念。
ぶどう寺の名に恥じぬ素晴らしいお寺なので、ぜひ次は御開帳に合わせて行ってみたいと思います。