アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

一人きりのトモエガモ

今日は午前中に見沼自然公園まで家族で出かけました。

少し運動しようというのと、トモエガモを見ようという意図が重なりました。

早速着いてみると、運動に来ている人も結構いて、フリスビーなどをするには少し無理がありそうでしたので、いつもの河原に行くことにして、トモエガモをチェック。

オナガガモヒドリガモの中に、一羽だけトモエガモが飛来しているようです。お相手も仲間もいなくて寂しくないのかしら。

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昼寝中のトモエガモ

着いてみると、岸辺にかなり近い杭の上でお昼寝中。

みんながカメラを向けていてもまったく気にしません。さすがモデル慣れしているようです。

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ヒドリガモ

羽根色が美しいヒドリガモ。きれいな鳥です。

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トモエガモ

周りに影響されて、杭を降りて泳ぎだします。

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トモエガモ

と思ったら、また違う杭の上へ。まだまだ落ち着きたいようです。

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トモエガモ

誰かが餌を持ってきたようで、ヒドリガモオナガガモが一気に岸に上がります。

つられてトモエちゃんも。

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トモエガモ

飾り羽がとってもきれいです。頭の模様も特徴的。

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トモエガモ

また最初の杭へ。暖かい日差しの中で、また昼寝に入る模様なので、すぐに退散して、河原で運動して帰ってきました。

体はすっきりしましたが、花粉に少しやられました。

2か所にちょっと寄り道、いや鳥道

週に一度の産直野菜の買い出し。

イチゴの販売が増えてきて、季節の移り変わりを感じますね。

買い出しついでに、ちょっと河原へ。

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オオバン

ちょうど仕入れた米菓子をちょっとだけオオバンにおすそ分け。一気に集まってきてちょっと怖いくらい。

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オオバン

黒一色に見えてもなかなかおしゃれな色です。

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セグロセキレイ

セキレイはきれいな声で鳴いていました。

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タシギ

お久しぶりのタシギは挙動不審で、こちらを気にしながら餌探し。

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タヒバリ

こちらは初見。調べた結果多分タヒバリではないかと。もっとキチンと撮影しておけばよかった。

 

ちょっとした寄り道でも、結構いろいろな鳥たちに会えるものです。

でもそろそろ花モードに変えたいなあ。

いつもの買い出しでも、ちょっとバード

毎週末野菜や卵の買い出しは、埼玉県川島町に行ってます。

新鮮野菜や卵がかえる直売所だけでなく、スーパーや100円ショップも併せて、いつものルートになっています。

今日はそれに鳥見も加えて行ってみました。

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ダイサギ

まずは凍った池のダイサギ。何かを狙っているような雰囲気ですが、氷なので何もできず。

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キセキレイ

ちょっと遠かったけど、キセキレイも見かけました。

ここまでは北本自然観察公園。

そして川島町の白鳥飛来地へ。親子連れも多くて駐車場はいっぱいでした。河原は広いので、もちろん密にはなりませんが。

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オナガガモ

久しぶりのオナガガモ。メスは尾が長くないみたいです。

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オナガガモ

餌をもらいに集まったオナガガモオオバン

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オオバン

パンを取り合って殺気立っているオオバンの群れ。正面で見るとちょっと怖い。

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コハクチョウ

コハクチョウはほとんど塒に戻ってきていて、毛づくろいなどでくつろいでいました。

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コハクチョウ

不思議な造形ですが、やっぱりきれいな鳥です。

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コハクチョウ

羽根の表裏をしっかりと水で洗っているコハクチョウ。これは入浴シーンです。

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コハクチョウ

入浴の最後はバッサバサとすごい風切り音で、羽根を広げます。

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コハクチョウ

こちらは1本ずつ羽根をお掃除中。ちょっと黄昏ている一瞬。

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コハクチョウ

こちらでもバッサバッサ。

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コハクチョウ

こっちでもバッサバッサ。寝る前の準備ですね。

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コハクチョウ

眠くなってきた表情?

 

白鳥はいろいろ楽しめますが、今度は飛びたつところも見たいので、早朝を目指して再訪したいと思います。

 

そこから荒川沿いに移動して、ホンダエアポートへ。

目的は数年前にも見た、あの鳥。

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タゲリ

タゲリです。残念ながら絶対に近づいてくれないので、しっかりトリミングです。

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タゲリ

頭のちょんまげがかわいらしいです。

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タゲリ

羽根の美しい虹色の反射がきれいです。なかなかのおしゃれ。

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タゲリ

なんだかんだと、毎日ちょっとずつ鳥を見て、楽しんだ3日間でした。

来週は忙しいので、こうはいきませんが・・・

ビギナーズラックのヒレンジャク

今日は午前中に家族が不在ということで、またまた探鳥へ。

特に目的はなく秋ヶ瀬公園をうろうろ。でも目的がない状態だと、全然鳥さんに会えず、ヒヨドリコゲラ、それと少しのシジュウカラを眺めただけ。

最後にまだ見たことのないレンジャクが偶然来たりしないかと、子どもの森へ。

レンジャクの来るという木の周りには、全然人影もなく、これは期待薄と少しだけ森に入ってキクイタダキを追いかけていました。

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キクイタダキ

いやあ、難しい。まず追いかけられない。そしてピントが合わない。というかまず見つけられない。ほぼ偶然とらえた画像を出しておきます。

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キクイタダキ

これはピントが合ったけど、顔も全く見えない・・・

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キクイタダキ

菊の花びらのような毛を頂きにもっているからこの名前なんだそうだが、全く見ることはできませんでした。

そんな折、「レンジャクが来たって」という声がして、周りの皆さんが一直線に移動していきます。すごい連絡体制です!

偶然居合わせたこちらも、この幸運を逃してはならないので、後を追います。

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ヒレンジャク

広場に多くのカメラマンが一気に集まりました。

こうやって見ると、皆さんお仲間なんだなあ。初心者としてはびっくりです。

ピクニックに来ていたご家族がお昼を食べていたすぐそばの木のヤドリギにやってきたようで、いきなり大勢の人が集まってびっくりしたことでしょう。

初めて見たヒレンジャクは、確かにきれいですが、遠いのと枝がかぶっているのとで、よくわかりませんでした。皆さんの声によると4羽来ていたとか。

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ヒレンジャク

ヤドリギから1羽が飛び立って近くの枝へ。カメラマンの皆さんも移動します。ある意味固定されていないので、フェアですね。

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水場に降りてきたヒレンジャク

水場に降りてきたヒレンジャクは、きれいな羽根を見せてくれました。

もっと小さいのかと思っていましたが、思ったよりは大きめでした。

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ヒレンジャク

4羽くらいだとなかなか抜けているところには来てくれないんですね。

それでもこんなにすんなり見ることができたビギナーズラックに感謝です。

ことしはまだ2度目の来訪でだとのことです。

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ヒレンジャク

こうなると、尾が黄色いキレンジャクも見てみたくなります。なかなか鳥の沼は深いですね。

巫女秋沙ちゃんと遊ぶ

巫女秋沙ちゃん。こんなアイドルがいてもおかしくない気がしませんか?

漢字でこう書くとは知りませんでした。

ミコアイサというきれいなカモが、さいたま市内の少し小さめの池に降り立って、近くで見ることができるということを教えていただき、ようやく午前中に行ってきました。

在宅勤務の前に午前中にお休みを取って、ちょっと撮影に行けるというのも悪くないです。

行ってみると、平日なのでそれほどではありませんが、カメラマンさんがいたので、ここだとわかりました。

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ミコアイサ(♂)

パンダガモとも呼ばれているそうです。最初に見たときは結構遠くにいましたが、1時間ほどの間に何度か近くまで来てくれました。

このカモは、カイツブリのように潜水して餌を取ります。ふと水面から姿を消し、予想もしないところで浮かび上がるのを撮影するので、もぐらたたき的な楽しさもあります。

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ミコアイサ(♂)

強い風が吹いていて、羽が風に舞い上がって、ちょっと不良っぽくなっています。

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ミコアイサ(♀)

最初は気づかなかったけど、そのうちメスも現れました。遠くから見ているときには、やはり雄の美しさが気に入っていましたが、よく見ていると、メスの暖色もとてもかわいいです。

この池には雄雌1羽ずつがいました。つがいでしょうか。

ちなみに、1羽カイツブリもいたので、遠目には雌と間違ってしまいますが、見慣れてくるとフォルムが全く違いました。

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ミコアイサ(♂)

こちらはノートリミングでこの大きさまで近づいてくれた時の写真です。よく見ると潜水士らしい素晴らしいフォルムで、羽根がはじいた水の玉がたくさん付いています。

水面を泳ぐほかのカモとは確かに違いました。

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ミコアイサ(♀)

雌の羽根の上にも水玉が並んでいます。

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ミコアイサ(♂・♀)

何となくですが・・・雌は勝手気ままに泳ぎ回り、雄はふと我に返ると雌のほうに近づいていく。一緒になるとまた雌が先にどっかへ行ってしまう。そんな感じに見えました。なんとか近くに寄って並んでくれたのは1時間ではこの時だけでした。

並んでもすぐに潜水してしまうので・・・

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ミコアイサ(♂)

波立った水面も美しさを引き立ててくれていました。

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ミコアイサ(♂)

最後に羽ばたきを。

午前のちょっとした外出で、楽しませていただきました。

クイナ、ヒクイナの棲むところ

この頃クイナとヒクイナを追いかけています。今日も休みだったので、荒川河川敷へ。

すでに数名のカメラマンさんがいらしたので場所はすぐわかりました。

着いたときにすぐ藪から出てくれました。

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ヒクイナ

噂通り、近いところに出てきてくれました。

その後皆さんが違うところに移っても、またヒクイナさんは何度となく葦の茂みから水たまりに出てきます。

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ヒクイナ

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ヒクイナ

お尻をピンと跳ねながら歩いています。

ヒクイナは2羽いるようですが、この水場にもう一羽が出てくると、ものすごい勢いで追い掛け回すようなので、つがいというわけではないようです。

ある意味この子がボス。

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ヒクイナ

ボスのお顔を正面から。毛がしっかりと水を弾いているのが分かります。

昔話に出てくる水鶏(くいな)は、クイナではなくヒクイナのことなんだそうです。

ということは、昔から田んぼとか川岸とかにたくさん棲んでいたんでしょう。

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クイナ

そうこうしているうちに、クイナが出てきました。ヒクイナと比べると二回りは大きい気がします。どう見ても印象が異なるので、ちょっと調べてみたところ、属レベルで違うみたいです。クイナはクイナ属、ヒクイナはヒメクイナ属でした。

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クイナ

水に顔を突っ込んで、何かを探しています。

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クイナ

泳いでいるようにも見えますが、たぶん歩いてます。たぶん。

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ヒクイナ

またヒクイナ。交互に出てきます。

ヒクイナ同士は争っていましたが、クイナのことは気にしているだけみたいで、やや距離を置いているようでした。

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ヒクイナ

足も赤くてスマート!

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クイナ

スマートなお姿。

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クイナ

やっぱり葦のほとりが好きなようです。

 

クイナ、ヒクイナが出たり入ったりしていますが、本当に結構近い距離でうろうろしてくれます。でも実は・・・これには訳がありました。

カメラマンさんたちが去ってから、女性が見に来られて、おもむろにパンを撒いたのです。ご本人は鳥が出てくるのを特に見ずに、立ち去っていきました。その後は一気に鳥たちが色めきだった気がします。

最初から妙にスズメが近くまで来るな~と思っていましたが、やはりパンのせいで人慣れしているからだったようです。

池のカモに餌をやるというのは、理解ができますが、やはりこういう自然環境で餌を撒くというのは、あまり良い気はしません。でもその恩恵にあずかってしまったことも事実・・・。難しい問題です。

ただ、この場所での餌やりについては、管理者からは禁止されているようなので、やっぱりやめた方がいいですね。

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クイナ

植物園で花を見る、という感覚に近いのかなあ、いやそこまで人為的ではないので、自生地を囲って守っているところって感じかな。

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葦の上にとまるヒクイナ

がさごそ音がすると思ったら、小さなイタチが葦の茂みの中に入って行きました。

大丈夫かなあと思っていたら、ギャッと鳴き声がして、ヒクイナが飛び出しました。そして、あの長い足で器用に葦の枯葉にとまりました。少しの間警戒して周りを見ていましたが、その後また茂みの中に降りていきました。

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スズメ

ノートリミングでこの大きさ。やっぱり不自然っちゃ不自然。

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ヒクイナ

飽きるほど写真を撮ったので、2時間弱で撤収しました。

堪能しました。

泥も滴る良い男

野鳥を見つけると、どうしても撮影枚数が多くなるのですが、なかなかピントが合っているものや手振れがないものは多くありません。

技術が拙いことに尽きますが、早い動きではなくても動く相手というのは難しいものですね。

正月休みに見に行ったタシギの画像の中からようやく目にピントの合ったものを見つけ出しました。

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タシギ

ちょうど泥から口を上げたところでしたが、何もなかったようなので、ちょっとがっかりな瞬間です。

 

きちんとシギの仲間を見たのは初めてです。

クイナやツルの類はとても好きなのですが、同じような水辺に住む仲間として、ちょっとシギも気になり始めました。