登録名:Imperial Tombs of the Ming and Qing Dynasties
登録年:2000年(清福陵の追加登録は2004年)
清福陵(東陵)
【概要】
清の皇帝陵墓群のうち、3つが清の故地である
中国東北部、
瀋陽付近にあり、関外三陵と呼ばれる。そのうちの福陵は、
瀋陽東郊外にあり、東陵とも呼ばれ、周辺は東陵公園として整備されている。
この陵墓には、後金の建国者であり、清の初代皇帝とされる太祖
ヌルハチと、2代皇帝
ホンタイジの生母であるイエホナラ氏(孝慈高皇后)が葬られている。1629年に起工され、1651年に完成したが、その後も
清朝皇帝によって拡張された。
清福陵の正紅門。入場券はこの右手にあるチケット売り場で購入する
正紅門から見た、松が生い茂る
神道。この両脇に石獣が立つ
神道に沿って立つ石像のひとつ、駱駝像。左右隊商に同じ石像が並ぶ
馬像
石段の上に立つ碑亭。
碑亭には、
ヌルハチの功績をたたえるために
康煕帝が立てた大清福陵神功聖志碑がある
陵墓の中心をなす方城への入り口、隆恩門とその上に立つ五鳳楼
五鳳楼から見た陵墓のr中心である方城。中心に隆恩殿、左右に東西拝殿、奥に屋根が見えているのが大明楼。隆恩殿の左右に見えているのは角楼
祭祀を行う場となる隆恩殿
隆恩殿内部には、祀られている
ヌルハチとイエホナラ氏の
玉座があり、供え物がしてある
隆恩殿の後ろは二柱門があり、その上には大明楼が立つ。さらに後ろは、月牙城と呼ばれる三日月形の区画になっていて、宝頂と呼ばれる土饅頭がある。この下に地下宮殿があり、ルハチが埋葬されていると思われる
月牙城と宝頂。塀には地下宮殿の入り口のような意匠がはめ込まれている
【
旅行記】
2010年11月22日
瀋陽から東へ15kmほど。タクシーで向かったところ30分ほどかかった。33元。
瀋陽北駅から148路バスでも向かうことができるようで、3元ほどだそうだ。
正紅門で30元(展示室10元を含めると40元)のチケットを買い、陵墓の中へ。
神道を進み、石段を登ると方城。隆恩門のところから城壁の上に登ることができ、城壁伝いに進むと宝頂を一周することができる。冬季は日影に凍結したところがあったりするので、注意が必要。
見学を終えたら来た道を戻ることになる。
瀋陽北駅行きバスは、東陵路の大通りに出てから西へ5分ほど行ったところにある。