アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

ミシマバイカモ

このところ滞りがちなブログです・・・。
6月21日、暑いさなか涼みがてら三島に行ってきました。
目的は清流に育つミシマバイカモです。

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ミシマバイカモは、三島市内の楽寿園という湧水池で発見されたそうですが、その後の環境汚染により、市内では絶滅。
その後きれいな水が戻った市内には、隣町の清水町にある柿田川湧水の上流部にわずかに残された自生地から、移植されたミシマバイカモが繁茂しています。
上の写真はそのミシマバイカモを繁殖させている三島梅花藻の里で撮影したもの。
自生については、それほど近寄れる花が見られませんでした。
バイカモとの違いまではちょっとよくわからなかったのですが、どちらにしてもとても可憐で、大好きな花です。
ただ、水流の中に咲くからか、完全な5枚の花弁の残る花が少ないのが残念。

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こちらは、柿田川の最上流部の自生地です。第一展望台というところから見下ろすと、ものすごいで湧き出す湧水のすぐそばで、ミシマバイカモが揺れていました。
あまりの水の透明度に、そこには水がないかのごとく、くっきりと水底まで見ることができます。
これには驚き。
アオダイショウが水を渡って行ったり、カイツブリが魚を捕ったり、水の中で起こっている出来事が、何の曇りもなく見えて、「全国名水百選」のダントツ1位だという説明にも、納得したのでした。