⑦ゴゾ島その2【マルタ・キプロス旅行記】
ゴゾ島の続きです。
ジュガンディーヤからひとまず中心地ビクトリアに戻ります。
ゴゾ島の場合、どこに行くにしても、1時間に1本くらいのバス便なので、動き方を考える必要があります。
ビクトリアに戻って、チタデル(城砦)を目指します。
が・・・・・
なんとチタデルまでの唯一の坂道が工事中!!!
が~ん!
楽しみにしていたレストラン・・・レース屋・・・
なんともしょうがないので、町にある有名な食料品店、ジュビリーのカフェに入ることにしました。
ビクトリアの街並み。目の前がカフェジュビリー。左奥の路地からチタデルへの坂道が始まります。
マルタ名物のランプキパイ。ランプキはシイラのこと。
なかなかおいしくいただきました。
昼食後バスターミナルに戻って、今度はゴゾ島西部に向かってバスに乗ります。
バスの車窓から、堅固なチタデルが望めました。行きたかった・・・
ゴゾ島西武の観光名所、アズールウィンドウ。
上に上っている人の大きさで、全体の大きさがわかるでしょうか。
上に上るのは自己責任です。
後ろを振り返るとこういう断崖が続いています。
目を下に転じると大きな海中の穴。ダイビングのスポットだそうです。
アズールウィンドウのすぐ裏手は、このような陥没地形があります。
円形の陥没したそこに小さな穴でつながった海が入り込んでいて、家が並んでいます。
不思議な光景。
このあなから外海につながっています。まるで紅の豚のアジトみたい。
ここでは船に乗せてくれて外海まで出ることができます。
一人4ユーロだったかな?
舟に乗ると狭い通路を抜けて外海に出ていきます。
アズールウィンドウの裏側に出ます。また違った荒々しい風景です。
反対側には美しい地層が見える断崖が続いていました。
そしてまたヴィクトリアにバスで戻り、乗り換えてゴゾの玄関口のイムジャールに戻ります。
フェリーの時間はすぐにありましたが、どうしても港町に行きたい店があったので、1便遅らせることにしました。
それがこのゴレンイーグルスバーです。
港の目の前に立っています。
こちらはA.J.クィネルの小説クリーシィシリーズに頻繁に登場する店で、すでに亡くなってしまいましたが、クィネル自身もよくこのバーに訪れていたというところです。
夕方もかなり早い時間だったので、うちの家族以外のお客さんは常連さんと思しきおじさんのみ。その相手をしているのがご主人。
装飾は海の町らしい漁具などです。
テラスからはマルタ独特の船が浮かぶ港がすぐ目のお前です。
そしてこちらがご主人トニーさん。まさしく小説に登場するその人です。
君も小説を見てきたのか、なら俺の名前は知ってるな! と話しかけてくれました。
小説の世界を堪能して、フェリーに乗り込みます。さよならゴゾ島。イムジャールの港の真ん中に見える白い建物が、グレンイーグルスバーです。
そしてまたマルタ島に戻り、バスに揺られること1時間。
マルタの田舎のたっぷり丸1日の旅が終わりました。