アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

⑩マルタ島北部・中部その3【マルタ・キプロス旅行記】

マルタ島中央部の古都イムディーナ散策の後は、近郊にある謎の古代遺跡カートラッツに向かいます。

いろいろ調べてはみたものの、どうやって行くのか結局わからずじまいだったので、縄文の前からタクシーを利用することに。結局はそれが正解でした。
タクシーを使わない場合は路線バスで近くで下車しても15分ほど歩くようです。しかも場所がなかなか難しいので、時間をかけてくるべきところとなります。

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今回はタクシーで交渉して往復20ユーロで行っていただきました。
地主の方の家があるそうで、必ずしも門が開いているとは限らないとのこと。
開いていない場合は少し下から歩いていかなくてはならないようで、今回は偶然空いていたので、ラッキーでした。
こんな荒野のようなところが目的地です。

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何か見えますか?
わだちの様なものが。
これがカートラッツです。
古代に作られた何らかの構造物ですが、成因などは謎となっているものです。
巨石神殿が作られたころのものという説もあり、もしこれが車輪の後なら世界最初の車輪ということになるそうです。でも良くわかっていないのです。

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正直言って、普通にわだちなんじゃないの?って思ってしまうんですが・・・。
でもこんなでこぼこのところにわざわざ車を通すかしら。

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きちんと平行に2本の線が伸びています。マルタには各地でこのカートラッツが見られるそうで、ものによっては海底まで続いているとか。

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クラハムジャンクションと呼ばれる場所まで歩いてきました。わだちが2つに分かれる、こちらから見ると2つのわだちが1つにまとまる、そういう場所です。
いかにも線路のような感じで、古代とか言われなければ、割と普通にそうかって感じ。でもよく考えると、車はやっぱり通れないと思う。

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かなりの傾斜を深い溝が進んでいます。正直歩きにくい。

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クラハムジャンクションの手前です。きれいに分かれています。

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やっぱりよくできてるよ。車輪じゃないとするとなんだろう。

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この荒野にはこんな花も生えていました。きれい。

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乗せてもらったタクシーと地主さんの家、そして地主さんの赤い車です。ちょうど見回って門を閉めるところだったらしい。本当にラッキーでした。
このカートラッツは、ぜひGoogle Earthで確認してください。目の前で見るよりわかりやすいから!

ここからイムディーナに戻り、バスにてヴァレッタに帰ります。
まだまだ明るい時間です。
最後にヴァレッタの絶景ポイントに出かけることにしました。

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ヴァレッタは今までにない人出。観光都市をようやく実感。

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大統領官邸の前では、小規模な衛兵交代。ある意味平和だってこと?

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路地を下っていって海に向かいます。

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ヴァレッタと対岸のスリーマを結ぶ連絡船です。

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ヴァレッタのはちみつ色の街並みがゆっくりと遠ざかっていきます。

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対岸のスリーマに到着しました。こちらはリゾート都市の様相です。ヴァレッタの歴史都市とは雰囲気が違います。

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スリーマからのヴァレッタの夕景は絶品です。
いろいろなガイドブックと科にある風景なので、絶対に見たいと思っていたところ、今日は快晴。素晴らしい風景が見られました。

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日暮れから空が暮れなずむまでず~っと見続けていました。
だんだんとライトアップの光が付き始めます。
いかにもヨーロッパ!

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ヴァレッタの城壁がオレンジ色に染まってきました。
今日でマルタの夜は最後です。
いや~じっくり堪能させていただきました。

翌日はヴァレッタの町を散策して、マルタを後にします。