春の小川町、山笑う里山散歩
久しぶりの大人の遠足クラブ、4月にして、今年初めて。
足慣らしもかねて標高300m以下の里山へ。
東京はずいぶん早い桜の満開も足早に過ぎてしまいましたが、埼玉県小川町は、予想外に春爛漫の雰囲気。
まずは街歩きで登山口を目指します。道沿いのお寺にはきれいな桜が。今散り始めといった雰囲気。
30分以上歩いて登山口に到着。
登り始め、いきなり花が出迎えてくれました。ジロボウエンゴサク、タチツボスミレなど。
萌黄色の森に山桜が混じって、明るい雰囲気です。
桜の花びらがハラハラと舞い散っているので、上を見上げると、高いところに満開の山桜が。
ところどころに植林が混ざる、気持ちの良い登山道を登ります。
見晴らしの丘に着きました。桜は満開。それにしては、意外と人出は少ないようです。
この春の色、大好きです。絵具で言ったら、何色使ったらいいのでしょうか。
低い山に囲まれた和紙の里小川町の眺めです。正直、こういう町に暮らしたい。
桜の奥に、淡い色の森、そして町。春爛漫です。
設置されているローラー滑り台にも挑戦!結構距離があって、滑降時間が長く楽しめます。
山頂までの道に立派なもみじ。ちょうど小さい小さい花が咲いていました。
もう咲いていたチゴユリ。落ち葉を突き破って出てきたみたいです。
こんな花も咲いてました。
そうこうするうちに山頂に到着。目線が300mの標高です。
なんとヤマツツジも!今年の花の早さにびっくり。
林床には静かにこんな花も。
この山に算出する緑泥片岩は、周囲の板碑に使われたみたいです。今もきれいに板状に割れた緑泥片岩が見られます。
大人になって初めて見た四葉のクローバー。結構あるものなんですね。
こちらも春の花。ネコノメソウの仲間はいろいろあって、なかなか面白い。
ニリンソウも見ごろを迎えていました。清楚な花です。
鈴なりの青木の実。
下山した集落は、とても気持ちの良いところでした。いろいろな花があちこちに咲いています。
コスミレかな、ノジスミレかな。スミレを眺めるのは本当に楽しい。
菜の花をバックに、雑草を切り取りました。きれいなマメ科の花です。
河原で満開になっていました。別名諸葛菜。
暖かいのでちょうちょもたくさん。
歴史のありそうな馬頭観音の板碑。
道脇にカントウタンポポがたくさん。一緒に咲いているのはムラサキサギゴケ。
いうことなしの春の絶景。
ずいぶん立派な邸宅。うらやましいかぎり。
カタクリとニリンソウの里には、イチリンソウも。カタクリはちょっと遠すぎてがっかり・・・。
ニリンソウの合間にエンゴサクも!
咲き初めのニリンソウ。とても美しいです。
徒歩で渡れる橋を渡って対岸へ。するとすぐに埼玉県伝統工芸会館に着きます。
4月1日から無料になったとか。びっくり。
このあと伝統工芸会館を見学し、バスで駅まで戻りました。そして、簡単なマスク会食で帰路につきました。
花も多く、何より春の雰囲気が色濃くて、最高の山歩きでした!