アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

千葉県北東部 日帰り旅

2010年10月31日(日)
 
台風が去り、少しは天候が回復するのかなと思いつつ、秋の草花を見に千葉県へ向かいました。
7:50東京駅発の成東駅行き高速バスに乗車。
ひとねむりしているうちにどんどん進み、9:30くらいには成東駅近くのバス車庫に到着。
そこから2kmほどのどかな道を歩き、国指定天然記念物である食虫植物群落のある湿地に着きます。
 
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監視員の方に教えてもらい、記帳を済ませて木道へと入ります。この季節は秋の植物がいっぱいです。
台風の影響がないか心配でしたが、たくさんの花が咲いていました。
 
 
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なんといっても、このヤマラッキョウの大群落が見事です。一部には白花品もあります。
それ以外にも、ウメバチソウ、ホソバリンドウ、アキノキリンソウ、ワレモコウなど、たくさんの花に出会うことができました。
 
 
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小屋には10時を過ぎるとボランティアの守る会の方たちが集まってきました。
とても詳しい方がいろいろと案内をしてくれ、タデ科の植物やマメ科の植物、特にヤブマメの閉鎖花などを見せていただき、とてもためになりました。やはり定点観測をして研究されている方の知識は、並大抵じゃないですね。
2時間以上も湿地を散策してしまいました。
 
 
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ボランティアの方たちと話をしているうちに、成東にある浪切不動を紹介され、なんと車で送って下さるという。ご親切に甘えて送っていただき、清水寺のような懸造のお堂を見学。
その後、成東駅へと歩き、佐倉駅を経て香取神宮を目指しました。
 
 
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佐原駅から循環バスに乗り香取神宮へ到着。
下総国一の宮である香取神宮は、東京から近いのに初めて訪れます。
このところ本当に一の宮づいています。
 
 
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地震を鎮めるために、地下のオオナマズを押さえつけているとい言われる要石です。
鹿島神宮にもありますが、そちらは凹型をしているとか。
 
 
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香取神宮の社殿は、江戸時代のものなので、重厚な趣です。
出雲の国譲りの際に、天照大神の使いとして出雲に降り立った2神の一人である経津主大神(ふつぬしのおおかみ)だそうです。もう一人は鹿島神宮の祭神です。
東国の2つの豪族が、出雲よりも先にヤマト王権に下った、もしくは同盟したということなのか、それとも、ヤマトから東国に派遣されたものなのか。古代の歴史はおもしろいですね。
 
香取神宮からは、徒歩10分くらいのところにある佐原香取インターの高速バスのバス停から、直接東京駅へ。
高速バスをうまく利用した、日帰り千葉の旅でした。