アンフォラのつぼ

花鳥風月の写真とクラシック音楽(特に小澤征爾)を追いかけています。

新日本フィル多摩公演

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連休最終日の今日は、新日本フィルハーモニー交響楽団の多摩定期が、多摩センターのパルテノン多摩大ホールにて開催された。

ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」(日本語上演)
指揮 小澤征爾
演奏 新日本フィルハーモニー交響楽団
合唱 成城合唱団
児童合唱 成城学園初等学校音楽部・成城学園中学校生徒有志

言わずと知れた小澤征爾の十八番であるこの曲。
大きい期待を裏切ることなく、熱のこもった演奏が繰り広げられた。

私自身はサイトウキネンフェスティバルのオペラ公演以来の9年ぶりのこの曲、
コンサート上演ということもあって、少し物語の展開などが分かりにくいかと危惧していたのだが、
そこは日本語上演。
言語とはひと味違いながらも、我が母国語としての言葉の重要性を大きく感じさせる演奏。
好き嫌いはあるかもしれないが、大変おもしろい演奏だった。

成城合唱団は、大変失礼だがずいぶんご高齢の方が散見され、不安もよぎったが、
そんな不安をものともせず大変な声量と美しい歌だった。
特にアーメンのフーガが印象的だった。

オーケストラとしては何といっても大好きなハンガリー行進曲。
1列目という珍しい席からだったので、
大変熱のこもった指揮を本当に間近に感じることができて、大収穫だった。

そして、本日帰りがけにiPodを購入。
久しぶりに音楽鑑賞に没頭してみようと思ったのでした。